BOZAK B-4000A Moorish Symphony No1
¥450,000(1台、1974年頃)
¥475,000(1台、1977年頃)
解説
シンフォニーシリーズのスピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板は紙パルプとウールを配合したコーンを採用しています。また可変密度方式を採用しており、密度が中心部で最高、周辺にいくに従って小さくなる設計とすることでフラッピングや伝播波反射による干渉を防ぎ、一定の周波数レスポンスを得ています。
中域には16cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
振動板は軽アルミを2枚の薄いネオプレンゴムのフィルムの間に挟んだ構造となっており、中心部と周辺が段状にj加工することでクリアで自然な音を実現しています。
高域には5cmコーン型ツィーターを8個搭載しています。
コーンはフォームラバーの台の上におかれ、スプリアスピークや振動をダンプしています。それと同様に10kHz以上のレンジは2cmのアルミセンタードームが受け持っています。これはコーンの直径は最大再生周波数の波長より大きくなってはならないという原則に基づいています。
エンクロージャーのユニットレイアウトは左右対称となっており、さらに縦一列にツィーターを並べることで幅広い水平指向性を得ています。
また、外観は艶消しウォールナット仕上げが施されており、ボザークの伝統的なデザインであるアーチフレームを採用しています。
特注で2ウェイマルチアンプ用の配線のバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・11スピーカー・密閉方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:30cmコーン型x2 中域用:16cmコーン型 高域用:5cmコーン型x8 |
再生周波数 | 35Hz~20kHz |
インピーダンス | 8Ω |
許容入力 | 100W(MUSIC) |
クロスオーバー周波数 | 400Hz、2.5kHz(6dB/oct) |
外形寸法 | 幅660x高さ1,130x奥行387mm |
重量 | 74.8kg |