オーディオの足跡

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Lynnfield 500Lの画像
 解説 

Lynnfieldシリーズのフラッグシップモデルのスピーカーシステム。

Lynnfield500Lは中高域部と低域部が分割された設計となっています。

低域には16.5cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
アルミニウムをウーファーユニットに使用すると高周波がきつく出過ぎるため、振動板にはアルミニウムと同じピストン運動をしながら中域以上においては自然減衰する厚いセルロースファイバーコーンを採用しています。
また、ユニットは振動板の前後にダンパーを備えた構造となっています。
ウーファーユニットはデュアルチャンバーバンドパスエンクロージャーに納められています。

中域には13cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはアルミニウムコーンを採用しています。また、ダストキャップやボイスコイルを含む殆どの部分がアルミニウムで出来ており、大出力時に耐える強度を確保すると共に、ボイスコイルからコーンへのヒートシンクとして働いています。
また、リンギングを除去するための振幅調節装置(AMD)を装備しています。

高域には2.5cmハードドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはアルミダイアフラムを採用しており、磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。マグネットからの熱はヒートシンクとして役割を果たすシャーシから効率良く放熱することでより大きなパワーハンドリングが可能となっています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
オールインワンシャーシを採用しており、ユニットをダイキャストフレームで一体化したデザインとなっています。

外観の仕上げはローズウッド仕上げとブラック仕上げの2種類のバリエーションがありました。

別売りオプションとしてスピーカースタンドがありました。

機種の定格
方式 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・フロア型
ユニット等 低域用:16.5cmコーン型x2
中域用:13cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
周波数特性 32Hz~35kHz ±3dB
インピーダンス 5Ω(公称)
3Ω(最小)
出力音圧レベル 85dB/2.83V/1m
クロスオーバー周波数 125Hz、2.6kHz
推奨アンプ出力 350W以上
外形寸法 低域部:幅229x高さ933x奥行464mm
中高域部:幅229x高さ286x奥行464mm
重量 低域部:31kg
中高域部:15kg