
BOSE MM-1B/MM-1W
¥25,000(1台セット、1998年頃)
解説
デスクトップなどでのニアフィールド・リスニング用に開発されたアクティブスピーカーシステム。
机の上などにスピーカーを設置すると、設置面に特定の周波数が反射して強調されるパウンダリー現象が発生し、低域の濁りの原因となります。MM-1ではこの現象を防ぐためにフロントバッフルを約23度傾けたデザインを採用しており、反射音の影響の無い音を可能にしています。
ユニットには5.7cmコーン型フルレンジユニットを採用しています。
また、キャビネットにはエアロポートを採用しており、低音再生能力を高めると共に独自のフレア形状によってポートノイズを抑えています。
耳の特性を考慮してボーズ独自の特許技術であるPAP回路を採用しています。
人間の耳は音が小さくなるにつれて特定の周波数が聴こえにくくなる特性を持っています。PAP回路では人間の聴感変化に応じた音量バランスの補正を自動的に行うことで、小音量でも自然で迫力のある音を実現しています。
パワーアンプを内蔵しています。
2系統の入力端子を搭載しており、フロントバッフルにあるミキシングボリュームを操作することでラインミックスが可能です。
また、このボリュームを左または右に回し切れば1系統の音のみの再生が可能です。
アンプの電源スイッチにはミュート回路を搭載しており、ポップノイズを抑えています。
ブラックカラーのMM-1BとフロスティホワイトカラーのMM-1Wの2種類のバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | アンプ内蔵・1ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・デスクトップ型・防磁設計 |
定格出力 | 6W+6W |
入力感度 | 250mV~2V |
入力インピーダンス | 15kΩ |
使用ユニット | 全帯域用:5.7cmコーン型 |
低磁束漏洩 | キャンセリングマグネット方式 |
入力端子 | RCAピンジャック、2系統 |
電源電圧 | AC85V~115V、50Hz/60Hz (専用ACアダプター使用) アダプター出力電圧:DC12V |
消費電力 | 24W(最大) |
外形寸法 | 幅84x高さ182x奥行202mm |
重量 | L-ch:800g R-ch:960g |