BOSE 201AVM
¥55,000(2台1組、2000年頃)
解説
ダイレクト・リフレクティング方式を採用したブックシェルフ型スピーカーシステム。
低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。
高域には5.7cmコーン型トゥイーターを搭載しています。
トゥイーターユニットの磁気回路に磁性流体を充填することで、大入力や長時間の連続再生にも常に安定した動作が続けられるようにしています。さらに、この磁性流体の採用によって適正なダンピングと優れた冷却効果を与えることができ、歪の低減と高い耐久性を実現しています。
生演奏の音場では直接音は10%に過ぎず、90%近くが間接音です。この生演奏を忠実に再現するためボーズ独自のダイレクト・リフレクティング方式を採用しています。
直接音と間接音を理想的な割合で実現するため、201AVMではトゥイーターを斜め前外側に配置するとともに、独自のスペイシアル・ディスパージョンレンズをグリルフレームに組込み、エネルギーバランスをコントロールしています。これにより、リスニングルーム全体にフラットな音響エネルギーの放射を可能にしてます。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、バスレフポートにはボーズ独自のスリットポートを採用しています。
このポートは空気抵抗まで計算に入れた細長い形状となっており、ウーファーの背面エネルギーを効率よく使うことで、低域再生に必要な多量の空気量とスピードをコントロールしています。また、スリット形状によってポートノイズの発生を抑えながら歯切れの良い低音を実現しています。
ネットワーク部にはデュアルフリケンシーネットワークを採用しています。
このネットワークではクロスオーバーポイントを2ヶ所に持たせることで、中域をウーファーとトゥイーターに共通して受け持たせています。このため、音楽再生で最も重要な声の帯域が充実するとともに、低音と高音がつながるため、自然なサウンドが得られます。
防磁対策として、201AVMではアウターヨーク・カバーでウーファーとトゥイーターからの漏洩磁束を解消しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・セッティングフリー型・防磁設計 |
使用ユニット | 低域用:16cmコーン型 高域用:5.7cmコーン型 |
インピーダンス | 8Ω |
許容入力 | 60W(rms IEC) 150W(peak) |
外形寸法 | 幅375x高さ250x奥行190mm |
重量 | 5.7kg |
別売 | 天吊り・壁掛けブラケット CW-30B(ペア、¥9,000) 壁掛けブラケット GWS-200(ペア、¥4,500) 天吊りブラケット CB-300B(ペア、¥12,500) パンスタンド GMA-3(ペア、¥12,000) バトン吊りブラケット GBB-1(ペア、¥11,000) |