
Birdland Audio Odeon-Lite
¥180,000(1999年発売)
解説
96kHz/24bitのアップサンプリングに対応したD/Aコンバーター。
16bit/18bit/20bit入力を24bitに変換います。
サンプリング周波数は48kHzまでの入力については倍の周波数にコンバージョンするため、CDは88.2kHzへのコンバージョンとなります。
Local VCO(Voltage Controlled Oscillator)とハイ・スタビリティ水晶発振器によってジッター低減を図っています。
VCOは発振された基準周波数の時間距離を計り、そのタイミングを平均化する事で高周波ジッターを排除しています。Odeon-LiteのVCOでは基準信号を256分割し、さらに内蔵される高安定水晶発振器によってVCOが行うリクロックをより完璧なものとしています。
電源部はデジタル回路とアナログ回路にそれぞれ専用のトランスを搭載しており、電源ノイズフィルターも内蔵しています。
電源部を内蔵する事で最短距離での電源供給を可能にすると共に、電源部を別筐体にして同ケーブルで供給した場合にデジタル側からアナログ供給電源への高周波ノイズが混入するの回避しています。
電源トランスを内蔵した場合の磁気ノイズについては、Odeon-Liteに必要な4W以下の供給では問題にならないレベルとしています。
バードランドオーディオが持つアンプ回路技術であるSolid-TubeテクノロジーをOdeon-Liteのアナログ段に採用しています。
この技術は、J-FET、MOS-FET、バイポーラトランジスタを組み合わせる事で、それぞれの裸特性の長所を生かしたリニアな特性を得ています。こういったカスケードアッセンブリは新しいものではありませんでしたが、Solid-Tubeと呼ばれるこの組み合わせ自体は初めてのものとしています。
ボリュームを装備しており、パワーアンプへのダイレクト接続が可能となっています。
プリアンプを併用する場合はボリューム位置を3時に合わせて使用します。
機種の定格
型式 | D/Aコンバーター |
周波数特性 | 5Hz~23kHz ±1dB(48kHzサンプリング) |
ダイナミックレンジ | 106dB以上 |
S/N比 | 115dB以上 |
チャンネルセパレーション | 118dB |
出力インピーダンス | 2.5kΩ以上 |
出力レベル | 500mVrms(ボリューム位置12時) |
最大出力レベル | 3.2Vrms(4.5V peak) |
デジタル入力 | 3系統 Input1:BNC or TOS Input2:XLR or RCA Input3:RCA |
アナログ出力 | 1系統(RCA) |
対応入力周波数 | 32kHz、44.1kHz、48kHz、64kHz、88.2kHz、96kHz |
DACチップ | Crystal 24bit DAC |
24bitアップグレード対応bit入力 | 16bit、18bit、20bit |
外形寸法 | 幅225x高さ41x奥行165mm |
重量 | 1.35kg |