オーディオの足跡

V-5xの画像
 解説 

V-5をリファインして開発されたステレオパワーアンプ。

伝統を踏襲してフルバランス・ゼロフィードバック設計を採用しています。
入力段にFETを採用し、出力段にはバイポーラ型を採用しています。また、入力回路にはカレントミラー回路を採用しており、電源供給にまつわる外乱の除去能力を向上させ、直流電圧の安定性も向上させています。

出力段には1960年代中期にMr.Bart Locanthiが開発したTサーキットをベースに新たな着想で改良が施されています。この回路はRF"中和"技術を用いて開発されており、スピーカーやケーブルの負荷にとらわれない安定性を実現しています。

バイポーラ型を用いた出力段では音質を最大限高めるためにバイアス電流を臨界値の近傍に保つ必要があります。これを実現するため、BIAS-LOK回路を開発採用しています。
この回路では負荷や温度の状態によらず常に理想的な動作状態の維持を図っています。また、副次的な効果としてアイドリング電力を減らし、発熱量を大幅に下げています。

電源トランスには音質に優れてS/Nなどの諸特性に優れたEIコアタイプを採用しています。

電源回路には定評のある"エアーコンディショナー"リアンフィルターを採用しています。
これによりAC電源の状態に関わらず忠実な再生を可能とし、かつ全体のノイズレベルを下げています。

フェイスプレートの仕上げに肉厚のアルミニウム無垢材を使用しており、コーナー部を滑らかにカーブさせています。
また、ヒートシンクは外観の突起を避けるために本体内に設置しており、脚部はコンパクトにまとめることで設置しやすい設計となっています。

バランス入力とアンバランス入力のどちらにも対応しています。

パススルー出力端子を搭載しており、バイアンプやトライアンプへの分配に活用できます。

リモート電源オンに対応するトリガーインプット端子を搭載しています。

シルバーとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。

機種の定格
型式 ステレオパワーアンプ
周波数特性 DC~200kHz
実効出力 300W+300W(4Ω)
150W+150W(8Ω)
ゲイン 26dB
入力インピーダンス 100kΩ
消費電力 10W(スタンバイモード)
100W(オペレーションモード、無信号時)
外形寸法 幅460x高さ200x奥行410mm
重量 25kg