オーディオの足跡

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ASCENDANT(アセンダント)の画像
 解説 

同等の既存モデルを部分改良するのではなく、持てる技術をふんだんに生かして、リアリティのある音楽を再生するスピーカーを目指して開発されたスピーカーシステム。

低域には17.5cmコーン型ウーファーを2個搭載しており、複数使用によって量感とスピードを兼ね備える低音再生を実現しています。
振動板にはノメックスとケブラーを複合したコーンを採用しており、歪みやたわみを防いでいます。

高域には2.5cmチタンドーム型トゥイーターを搭載しています。

ASCENDANTではペアマッチの徹底を図るため、ドライバーをスイープノイズ反応のTEFによる測定結果によって厳密に選別しています。

ネットワーク部は電磁波やラジオ波などからの免疫性を保つために三次元構造が採用されており、クロスオーバー周波数は各ドライバーでのリップル波の発生自体を無くすようにデザインされています。殆どのパーツはアヴァロンの指定スペックでOEMもしくは自社製造され、高精度と品質の一貫性を堅持しています。
このネットワーク回路はカプセル化してエンクロージャー内部の独立チェンバーに格納されており、スピーカー共振による悪影響を排除しています。また、各クロスオーバー帯域の相互干渉を防ぐために2種類のクロスオーバー自体を隔離し、グラウンドもそれぞれ独立させています。これによりシングルワイヤー接続でバイワイヤー効果を得ています。

エンクロージャーには新設計のポートを用いたバスレフ方式を採用しています。
このポートはティール・スモール理論を発展させたもので、ポートの欠点であるドライバー本体とポートからの音の干渉を排除し、反応の良い伸びやかで自然な低域を実現しています。また、ネットワーク部を新設計のポートに合わせて設計し、多面的かつ複雑なコンピューターシミュレーションによってポートの作動する周波数帯域を決定することでポートからの波を正相波としています。
バッフル面には黄金比厚の6層低共振MDFを採用しています。そして、MDFの上に天然木パウダーを素材にした非常に硬い表面下地を2トン・プレス接着し、ハンドワークで整形しています。また、僅かな誤差が生じかねない釘やねじ類を一切使用せず、伝統的な精密組み木構造で熟練工の手作業によって組み立てられています。

外観は最高品質の表面木材を家具職人によって手作業で選別し、プレス接着の後、ハンドワークで整形し、オイルフィニッシュが施されています。

機種の定格
方式 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型
使用ユニット 低域用:17.5cmコーン型x2
高域用:2.5cmドーム型
周波数帯域 30Hz~20kHz ±1.5dB(無響室測定)
能率 90dB(2.83V/1m)
インピーダンス 4Ω(ノミナル)
3.6Ω(最低)
推奨アンプ出力 25W~200W
外形寸法 幅254x高さ940x奥行330mm
重量 35kg