 
		- Aurex ST-910
- ¥280,000(1976年頃) 
解説
水晶発振のPLL周波数シンセサイザー方式を採用したFMステレオチューナー。
            
            回路方式には水晶の正確な発振周波数を利用したPLL周波数シンセサイザー方式を採用しています。
            操作はフロントパネルに並んでいる純電子式のタッチスイッチを採用しています。
            
            マニュアルとオートの2種類のチューニング方式を採用しています。
            オートチューニングではスイッチを押すと自動的に電波を探し出し、電波が見つかると自動的にストップします。マニュアルチューニングでは、0.1MHz間隔と1MHz間隔で周波数が変えられます。
            
            7局までメモリー可能なプリセットシステムを搭載しています。
            チューニングスイッチで電波を探しだしたら、メモリーと表示されているスイッチをONにし、メモリーが点灯している間にプリセットのスイッチをONにすることで設定できます。
            
            ミューティングレベルは3段階切換えとなっています。これを利用することでオートサーチの際に一定の強さの電波だけを選び出すことができます。
            
            シグナル強度は3段階インジケーターで確認できます。
            このインジケーターは20、40、60dBの3段階となっています。
            
            ステレオ信号とモノ信号の切換スイッチを搭載しています。
            ステレオ信号のスイッチをONにしておけばオートサーチの際にステレオ放送の電波だけを選択できます。
            
            周波数はデジタル表示を採用しており、スイッチ類はLED表示となっています。
            
            実測データシートが付属しています。
            このデータシートでは感度、SN比、ステレオセパレーション、高調波歪率の4項目が確認できます。
			
機種の定格
| 型式 | FMステレオチューナー | 
| 回路方式 | 水晶発振器を用いた周波数シンセサイザー方式 | 
| 受信周波数 | 75.5MHz~89.9MHz | 
| 実用感度 | 1.8μV(IHF) | 
| 高調波歪率 (400Hz、100%) | stereo:0.2% mono:0.15% | 
| SN比 | 75dB | 
| 周波数特性 | 20Hz~15kHz ±0.5dB | 
| 実効選択度 | 70dB | 
| イメージ妨害比 | 100dB | 
| IF妨害比 | 110dB | 
| キャプチャーレシオ | 1.0dB | 
| スプリアス妨害比 | 100dB | 
| AM抑圧比 | 65dB | 
| ステレオセパレーション | 40dB(1kHz) | 
| 定格出力 | 固定:400mV(400Hz、100%変調) 可変:0~1.5V(400Hz、100%変調) | 
| アンテナ端子 | 300Ω平衡、75Ω不平衡 | 
| 使用半導体 | トランジスタ:32個 FET:9個 ダイオード:100個 IC:96個 LED:24個 | 
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | 
| 消費電力 | 25W | 
| 外形寸法 | 幅450x高さ147x奥行340mm | 
| 重量 | 8.0kg | 
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