Aurex ST-320
¥34,800(1976年頃)
解説
感度を落とさずにワイドレンジ低歪率再生を実現するよう設計されたFM/AMチューナー。
フロントエンド部にはFM3連バリコンとFETを使用しており、感度を高めています。また、音質に影響を与える中間周波数部は性能の良く揃ったICを採用しており、群遅延特性をフラットにしつつ位相の進み遅れを少なくしています。
ステレオ復調回路にはLC回路の性能と安定性を高めたPLL ICを採用しています。
周波数特性に悪影響を与えないローパスフィルターを採用しています。
このフィルターでは周波数レンジに悪影響を与える残留キャリアをカットしています。
シグナルとチューニングが独立した2メーター構成を採用しています。
入力セレクターにはFMミューティングスイッチを装備しています。
固定と可変の2系統の出力端子を搭載しています。
パワーインジケーターやステレオインジケーターを搭載しています。
ラックの出し入れを楽にするパネルハンドルを装備しています。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| 回路方式 | スーパーヘテロダイン方式 |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 76MHz~90MHz |
| 実用感度 | 1.9μV(IHF) |
| 高調波歪率 | stereo:0.3% mono:0.2% |
| SN比 | stereo:68dB mono:73dB |
| 周波数特性 | 30Hz~15kHz ±1dB |
| 実効選択度 | 65dB |
| イメージ妨害比 | 55dB |
| IF妨害比 | 80dB |
| キャプチャーレシオ | 1.0dB |
| スプリアス妨害比 | 80dB |
| AM抑圧比 | 50dB |
| ステレオセパレーション | 40dB(1kHz) |
| 定格出力 | 可変:0~600mV |
| アンテナ端子 | 300Ω平衡、75Ω不平衡 |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 525kHz~1,605kHz |
| 実用感度 | 250μV/1m(IHF) |
| イメージ妨害比 | 40dB |
| IF妨害比 | 40dB |
| SN比 | 45dB |
| 選択度 | 25dB |
| <総合> | |
| 使用半導体 | トランジスタ:10個 FET:1個 ダイオード:9個 LED:2個 IC:2個 |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 8W |
| 外形寸法 | 幅400x高さ146x奥行318mm |
| 重量 | 6.1kg |
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