オーディオの足跡

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SS-370Sの画像
 解説 

ADソリッドを採用したブックシェルフ型スピーカーシステム。

低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
センターキャップに凹型センターキャップを用いたコンケーブ型としており、センターキャップ自体も振動板の一部として活用する事でクロスオーバー付近での乱れを少なく抑えるとともに、極端な共振峰を低減した素直な特性を得ています。
また、エッジにはラジアルエッジを採用しており、曲率半径の異なった2種類のカーブを持たせる事でエッジでの分割振動を抑えています。

中域には10cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
ウーファーと同様にコンケーブ型としています。

高域には3cmドーム型ツィーターを搭載しています。

エンクロージャーにはプレッシャーバランス方式を採用しています。
この方式ではバッフルに設けられたポートからは可聴帯域外の不要振動だけを逃がす設計となっており、内圧のバランスを保つよう設計されています。これにより密閉型のこもり感やバスレフ型のブーミーさを抑えています。
また、フロントバッフルにはオーレックス独自の新開発素材であるADソリッド(Acoustic Damping Solid)を採用しています。この素材は合成樹脂技術から開発された高密度成型材で、固く、重く、割れにくい性質を持ち、材質としては石材に近い特性を持っています。また、内部損失は合板とほぼ同程度でアルミダイカストより優れ、比重は合板より3~4倍大きくなっています。この素材を用いる事で不要振動を抑えています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・プレッシャーバランス方式・ブックシェルフ型
使用スピーカー 低域用:20cmコーン型
中域用:10cmコーン型
高域用:3cmドーム型
周波数特性 35Hz~20kHz
最低共振周波数 71Hz
最大入力 40W
定格入力 20W
インピーダンス
出力音圧レベル 91dB/W/m
クロスオーバー周波数 1.5kHz、7kHz
内容積 34リットル
外形寸法 幅320x高さ560x奥行295mm
重量 15kg