Aurex SR-250
¥36,800(1976年発売)
解説
技術的に安定性の高いベルトドライブ方式を採用しつつサーボ技術によって回転精度を高めたレコードプレイヤー。
メカニズム部のモーターにはFGサーボDCモーターを採用しています。
このモーターでは、モーターに組み込まれたコイル(周波数検出部)が回転数の変化を周波数の変化として検知します。この周波数はまず波形が整えられ、最終的には矩形波の形として基準電圧と比較されます。そして、ここで発生した差電圧をモーター駆動回路に送り込むことでモーターの駆動電圧を一定に保っています。
操作機構には電子式を採用しており、機械式で発生していた速度切替時にベルトがねじれるといったトラブルがありません。また、速度の微調整も可能となっています。
トーンアーム部にはスタティックバランスS字型トーンアームを採用しています。
回転軸部には精密ボールベアリングを使用しており、ベアリング受けの寸法もガタツキのないよう入念に仕上げられています。また、アームをサポートするホルダーは経年変化が少なく耐久性に優れたダイカスト仕上げとなっています。
アンチスケーティング機構を搭載しています。
カートリッジにはMM型カートリッジであるC-230Mを装備しています。
キャビネットにはパーチクルボードを素材として使用しており、補強を施して強度を高めています。
また、オーディオインシュレーターにも新設計のものを採用しており、ステンレススプリングと粘弾性体の材料を組み合わせた構造となっています。このインシュレーターはハウリングの原因としてエネルギーの強い周波数である200Hz付近にピークを持ちません。
オートリターン、オートカット機能を搭載しています。
軽針圧でも正確に動作する新設計のものを採用しています。
ストロボパターンを照らすイルミネーターを搭載しています。
音質の優れたラバーシートを採用しています。
オイルダンプ式のアームエレベーション機構を搭載しています。
ねじれに強いヘッドシェルを採用しています。
低容量出力コードを採用しています。
フリーストップ式のカバーを採用しています。
機種の定格
| 型式 | レコードプレイヤー |
| <ターンテーブル部> | |
| モーター | DCサーボモーター |
| 駆動方式 | ベルトドライブ方式 |
| 回転数 | 33・1/3、45rpm |
| ワウフラッター | 0.05%(WRMS) |
| SN比 | 55dB |
| ターンテーブル | 31cmアルミダイカスト、1.0kg |
| <トーンアーム部> | |
| 型式 | スタティックバランスS字型 |
| 実効長 | 222mm |
| トラッキングエラー | +3゜、-1゜ |
| オーバーハング | 14mm |
| 針圧可変範囲 | 0~4g |
| 取付カートリッジ自重 | 3.5g~10g |
| <カートリッジ部> | |
| 型式 | MM型(C-230M) |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz |
| 出力電圧 | 3mV(1kHz、50mm/s) |
| セパレーション | 20dB |
| チャンネルバランス | 1dB |
| コンプライアンス | 10x10-6cm/dyne |
| 推奨負荷抵抗 | 50kΩ |
| 針先 | 0.5mil |
| 針圧 | 1.5g~2g |
| 交換針 | N-210C(¥2,000) |
| 自重 | 5.3g |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 3W |
| 外形寸法 | 幅448x高さ140x奥行354mm |
| 重量 | 6.0kg |
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