TOSHIBA C-300F
価格不明(1960年代頃?)
解説
光電子カートリッジC-100P"OPTI"の開発で得た技術を生かして開発されたICカートリッジ。
ICカートリッジは、可動部分の質量を小さくすることで問題となる出力管度の低下を補うため、ICをカートリッジ内に搭載した構造となっています。
C-300Fは発電素子に新ソリッド・ソリューション素子を採用しています。これにより、従来の圧電素子の質量をはるかに凌ぐ小型軽量化に成功しています。また、針先の小型軽量化も実現しています。
これにより、可動部の質量はMC型に匹敵する0.5mgを実現しています。
機種の定格
| 型式 | ICカートリッジ |
| 周波数特性 | 30Hz~20kHz |
| クロストーク | 30dB以上(1kHz) |
| コンプライアンス | 25x10-6cm/dyne |
| 針圧 | 1.5g |
| カンチレバーの太さ | 0.4φ |
| カンチレバーの長さ | 8mm |
| 可動部質量 | 0.5mg |
| 出力電圧 | 60mV(1kHz、50mm/sec) |
| 負荷抵抗 | 30kΩ以上 |
| カートリッジ自重 | 2.6g(化粧カバー含む) |