
Aurex AD-5
¥79,800(1979年頃)
解説
メーターを搭載した高級タイプのアドレスユニット。
アドレスはオーレックスが独自に開発したノイズリダクションシステムです。
この方式では信号の圧縮と伸張を行うことでヒスノイズを殆ど聴き取れない程に低減しています。しかもダイナミックレンジを大幅に拡大することができ、より優れた再生音が得られます。
アドレスのノイズリダクションレベルは、ノイズレベルを10kHzで見ると、アドレスアウトで約-60dB、アドレスインで約-90dBとなっており、約30dBものS/N比改善を実現しています。また、ダイナミックレンジについても、1kHzでみると最大録音レベルはアドレスインで7dB引き上げられ+15dBとなり、ノイズレベルも-85dBを実現しています。その上、最大録音レベルが引き上げられるため、歪も6分の1と大幅に改善しています。
アタックタイム10msecのピークメーターを搭載しています。
機種の定格
型式 | アドレスユニット |
チャンネル数 | 2チャンネル(録音再生切換) |
入力インピーダンス | 50kΩ |
基準入力レベル | 150mV |
基準出力レベル | 150mV |
負荷インピーダンス | 10kΩ以上 |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1dB(エンコード・デコード時) |
最大録音レベル | 7dB改善(1kHz) |
ノイズリダクション効果 | 30dB低減(10kHz) 20dB低減(1kHz) 17dB低減(100Hz) |
歪率 | 6分の1に改善(1kHz) |
入力換算ノイズ | -100dBm以下 |
電源 | AC100V 50Hz/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅420x高さ88x奥行200mm |
重量 | 3.7kg |