Aurex SB-420
¥56,800(1976年頃)
解説
豊富な機能を搭載したプリメインアンプ。
イコライザーアンプ部のRIAA素子には高精度の金属皮膜抵抗とコンデンサーを使用しており、イコライザーカーブを±0.3dB以内に収めています。回路構成は差動1段を含む3段直結回路となっており、±40Vの高電圧をかけることで350mVの耐入力を得ています。
メインアンプ部には差動アンプ1段を含む安定性に優れた全段直結純コンプリメンタリーOCL回路を採用しています。
出力段はパラレルプッシュプル構成となっています。
電源部には10,000μFx2の電解コンデンサーを採用しています。
独立したボリュームを備えたマイクミキシング回路を搭載しています。
テープデュプリケートスイッチを搭載しており、同時に2台のデッキ間でコピー作業が行えます。
トーンコントロール部は高低それぞれターンオーバー周波数2段切替が可能です。
また、ディフィートポジションも搭載しています。
ローフィルターとハイフィルターを搭載しています。
ボリュームには22点クリック式の高精度アッテネーターを採用しています。
0、-10、-20dBの3段切替式オーディオミューティングを搭載しています。
実測データシートが付属しています。
このデータシートでは入力感度(Phono、Aux)、連続出力、高調波歪率、SN比、Phono最大許容入力の5項目が掲載されています。
機種の定格
| 型式 | プリメインアンプ | ||
| 回路方式 | 全段直結純コンプリメンタリーOCL回路 | ||
| <パワーアンプ部> | |||
| 出力(両ch駆動) |
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| 高調波歪率 | 0.3%以下(連続出力時) 0.05%以下(1W出力時) |
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| 混変調歪率 | 0.3%以下(連続出力時) 0.05%以下(1W出力時) |
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| 出力帯域幅(IHF) | 5Hz~40kHz(8Ω) | ||
| ダンピングファクター | 25(8Ω) | ||
| 残留雑音 | 1mV(8Ω) | ||
| <プリアンプ部> | |||
| 入力感度/インピーダンス | Phono1、2:2.5mV/50kΩ Aux、Tuner、Tape:150mV/50kΩ |
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| 録音出力 | Tape rec:150mV DIN:30mV |
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| イコライザー許容入力 | MAG:350mV(RMS) | ||
| RIAA偏差 | ±0.3dB | ||
| SN比(IHF) | Phono:70dB Aux、Tuner:90dB |
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| 周波数特性 | 10Hz~50kHz +0 -1dB | ||
| トーンコントロール |
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| ミューティング | -10dB、-20dB | ||
| フィルター | Low:30Hz High:8kHz |
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| ラウドネス | +8.5dB(100Hz)、+3.5dB(10kHz) | ||
| <総合> | |||
| 使用半導体 | トランジスタ:43個 ダイオード:16個 |
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| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
| 消費電力 | 125W | ||
| 外形寸法 | 幅450x高さ148x奥行375mm | ||
| 重量 | 11.5kg | ||
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