
Aura PA200
¥350,000(1995年発売)
解説
シングルプッシュプルで定評のあったオーラデザインが強力なドライブ能力をコンセプトとして開発したステレオパワーアンプ。
出力段には片チャンネル8個のMOS-FETを採用しており、4パラレルプッシュプル回路を構成しています。
熱伝導を考慮してMOS-FETにはインテグレーテッドアンプに採用されたものより小型タイプのものを採用しており、厚さ3mmの8枚のアルミプレートに2個を一組として固定しています。これにより同一条件を与えられた8つのブロックを構成し、1つの大型ヒートシンクとして機能をもたせたトップパネルに対称配列で固定する事で、同一の温度管理と動作条件の均一化、振動などの相互干渉を防ぐ事に成功しています。
電源部にはトロイダルトランスを採用しています。
内部レイアウトは電源基板を挟むように対称配置された独立基板となっており、左右チャンネルでの相互干渉を抑えています。
また、表面実装技術による制御・保護モジュールにより、信号経路を最短化しており、誘導部品を減らしています。
バランス入力端子を装備しています。
また、出力端子にはバイワイヤリング専用端子を装備しています。
フロントパネルにはクローム仕上げが施されています。
切換スイッチを装備しており、ブリッジ接続によりハイパワーモノラルパワーアンプとしても使用が可能です。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
出力 | 110W+110W(8Ω) 250W(BTL接続、MONO) |
入力端子 | アンバランス入力:1系統 バランス入力:1系統(2番HOT) |
入力感度/インピーダンス | 1.0V/20kΩ(アンバランス) |
全高調波歪率 | 0.003%以下(1kHz) |
残留ノイズ | -102dB |
外形寸法 | 幅430x高さ105x奥行340mm |
重量 | 15kg |