オーディオの足跡

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SP-10の画像
 解説 

プレステージモデルとして開発されたコントロールアンプ。

電源部は別シャーシ構成となっています。
この電源部ではヒーターやプレート供給電圧まで全てが定電圧化されており、しかも各増幅段のそれぞれに対して電源を独立させて定電圧化されています。また、常にプレート電圧がチェックされており、一つ一つの真空管が最適の動作状態になるよう自動調整されています。これにより真空管の経年変化による回路バランスの変化やクオリティの変化を最小限に抑えています。

フォノ入力を最優先とした設計がされており、Phono入力から出力端子までの利得が72dBとなっています。
これにより高出力カートリッジをステップアップトランスやヘッドアンプを介さずに接続できます。また、バイパススイッチを装備しており、フォノアンプ部とハイレベルアンプ部をゲイン・コントロールのみを介してダイレクトに接続する事ができます。

機種の定格
型式 コントロールアンプ
周波数特性 5Hz~30kHz ±0.25dB
1Hz以下~100kHz以上 -3dB
Phono:30Hz~40kHz ±0.25dB(RIAA)
全高調波歪率 0.01%(2V出力時、20Hz~20kHz)
混変調歪率 0.002%(2V出力時)
利得 Phono入力-Main出力:72dB
High Level入力-Main出力:26dB
入力インピーダンス Phono:10Ω、30Ω、100Ω、10kΩ、47kΩ
Line:50kΩ
Phono最大許容入力 300mV
出力レベル 2VRMS(5Hz~30kHz)
出力インピーダンス Main出力:1000Ω
入力換算雑音 Phono:0.2μV
High Level:20μV
仕様真空管 6DJ8(ECC88):12
6L6WGC:2
12AT7:1
外形寸法 幅480x高さ134x奥行260mm
重量 10kg