
Audio Technica AT666
¥37,000(1982年頃)
解説
レコードを約250kgの力で吸着するサクション・ディスクスタビライザ。
プレイヤーのターンテーブルからシートを外してAT-666を設置し、レコードを吸着して使用します。
これにより反ったレコードも平面化し、歪や音揺れを低減します。また、レコードと約1.4kgのプレートが全面一体化するため盤鳴きが抑え込まれ、ハウリングマージンが改善します。さらに、ターンテーブルの質量増加によって回転精度の向上が可能です。
センタースピンドルの長さが約11mm以上(テーパー部を除く)あれば使用できる設計となっています。
リリースバルブを閉め、サクションバルブに吸引パイプをさしこんでからサクションユニットのレバーを操作して吸着します。
別売りオプションとしてプレート部のみの単体販売もありました。
また、DENONのDP-3000やDP-6000などのスピンドルの長さが不足する場合に使用できるスピンドルアダプタや、ターンテーブル中央部が高くなっている製品用にターンテーブルスペーサー、ターンテーブル外周上面にリブが設けられた製品用のスペーサーがありました。
スペーサーは特殊発泡ゴム製となっています。
機種の定格
型式 | ディスクスタビライザ |
<プレート部> | |
プレート素材 | ジュラルミン |
吸着方法 | マニュアル・ポンプ方式 |
吸着力 | レコード盤上250kg(基準値) |
外形寸法 | 外径300mmx厚さ9.5mm(バルブ突起を除く) |
重量 | 1.4kg |
<サクション・ユニット> | |
吸引方法 | ベローズ式(インジケータ付き) |
外形寸法 | 幅88mmx高さ169x奥行154mm |
重量 | 300g |
別売 | スタビライザープレート AT666(¥33,000) スピンドルアダプタ AT-DP1(¥600) ターンテーブルスペーサー AT-DP2(¥600) ターンテーブルスペーサー AT-DP3(¥600) |