
Audio Devices AD-C2
AD-C2N:¥1,300,000(1990年代頃?)
AD-C2B:¥900,000(1990年代頃?)
解説
AD-2シリーズのコントロールアンプ。
AD-C2には、AD-C2NとAD-C2Bの2種類のバリエーションがありました。
AD-C2Bはローコストタイプとなっており、アッテネーターとフィルムコンデンサを通常のパーツに置き換えた構成となっています。AD-C2BはAD-C2Nへのグレードアップが可能となっていました。
イコライザーアンプは搭載していません。
ボリューム部には60ステップのアッテネーターを採用しています。
このアッテネーターに採用されている高性能薄膜抵抗はネットワーク化されており、優れた性能を獲得しています。
信号用のOPアンプと電源用のレギューレーターの2つのモジュールで構成されています。
モジュール部はアルミダイキャストケース内にマウントされており、内部には厳選された音質の良いエポキシ材が充填されています。モジュールとして一体化する事で自己発生する振動を抑えると共に外部からの振動に対しても非常に影響を受けにくくなっています。また、モジュール化によって電気的にも安定性の向上が得られ、一般に広く採用されているDCサーボ回路等を不要にしています。
重要なトランジスタ類は内外の製品から優れたものだけを採用しており、さらに最も重要なトランジスタを特別に用意しています。
また、抵抗類には音響用の精密抵抗や性能の良い薄膜抵抗を用いたアッテネーターを採用しています。
パワー段を除く電源回路の平滑コンデンサにはフィルムコンデンサを採用しています。
電源トランス、スイッチ、プリント基板、配線材などにも音質に配慮したパーツを採用しています。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ |
入力 | Phono、CD、Tuner、Aux1/2 |
テープ | Monitor、Rec |
ゲイン | 16dB |
外形寸法 | 幅430x高さ121x奥行449mm |
重量 | 16.7kg |
別売 | AD-C2BからAD-C2Nへのバージョンアップ(¥450,000) |