ATC SCM20T
¥480,000(1台、1994年頃)
解説
SCM20をベースにトールボーイ型のエンクロージャーを採用したスピーカーシステム。
      
基本設計・内容積はSCM20と同じで、スタンドに相当する延長部分は、純粋な置き台としてサウンドチューニングが施されています。
      
      低域には18cmコーン型ウーファーを搭載しています。
      このユニットはギャップ長を通常の数倍の20mmに設定した磁気回路の中で、8mm幅のショートボイスコイルが動く構造となっており、高リニアリティ、低歪率を実現しています。
      
      高域には2.5cmソフトドーム型トゥイーターを搭載しています。
      
      ウーファー/トゥイーター独立の入力端子を採用しており、バイワイヤリング接続やバイアンプ駆動が可能です。
      
      ネットワーク部には大型の空芯コイルや高耐圧メタライズド・ポリプロピレンコンデンサーを用いています。
      
      キャビネットの底面には厚肉のアルミプレートを張り重ね、有害な共振を防ぐとともに設置面の安定性を強化し、さらにスパイクも使用できる構造としています。
      また、厚さ36mmのバッフルボードを用いて不要な振動を排除しています。
      
      外装はウォルナット仕上げとなっています。
			
機種の定格
| 方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・トールボーイ型 | 
| 使用ユニット | 低域用:18cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型  | 
                
| 周波数特性 | 60Hz~20kHz -6dB 80Hz~12kHz ±2dB  | 
                
| 指向特性 | 水平±90度、垂直±10度 | 
| 出力音圧レベル | 83dB/W/m | 
| 最大音圧レベル | 108dB SPL(1m、連続入力) | 
| 推奨アンプ出力 | 100W~300W | 
| インピーダンス | 8Ω | 
| クロスオーバー周波数 | 2.8kHz | 
| 外形寸法 | 幅239x高さ1023x奥行333mm | 
| 重量 | 31.25kg |