
ATC SCM200
¥2,100,000(2台1組、1991年頃)
解説
ATCの最上位モデルにあたるスタジオメインモニター用スピーカーシステム。
SCM200はマルチアンプドライブ専用の設計となっており、3チャンネルエレクトロニッククロスオーバーEC23が付属しています。
低域には31.6cmコーン型ウーファーであるSB75-314を2個搭載しています。
75mm径アルミボビンにエッジワイズ巻銅リボンのボイスコイルを採用しており、ハイパワー入力に対しても一様な磁束の中に置かれるよう設計することで、均一なリニアリティと制動力を得ています。
中域には7.5cmソフトドーム型ミッドレンジであるSM75-150を搭載しています。
このユニットは、通常のウーファーほどあるギャップ長5mmの磁気回路に、巻幅3.5mmのエッジワイズ巻銅リボン・ボイスコイルを収めています。コイルの直径はドーム径と同じ75mmで、ダブルサスペンション機構と相まって、一般的なミッドレンジに比べ少なくとも10倍のパワーに耐え、きわめて広くなめらかな指向性を持っています。
高域には3.4cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはポリエステルダイアフラムを採用しています。
エンクロージャーは内容積200リットルのバスレフ型となっています。
また、フロントバッフルはプロユースとしてのメンテナンスを考慮し着脱が可能となっています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:31.6cmコーン型(SB75-314)x2 中域用:7.5cmドーム型(SM75-150) 高域用:3.4cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 80Hz~12kHz ±1.5dB |
周波数特性 | 35Hz~20kHz -6dB |
インピーダンス | Bass:8Ωx2 Mid:12Ω High:8Ω |
出力音圧レベル | 91dB/W/m |
最大音圧レベル | 118dBSPL(1m、10dB+headroom) |
クロスオーバー周波数 | 380Hz、3.8kHz |
外形寸法 | 幅730x高さ830x奥行440mm |
重量 | - |
付属 | エレクトロニッククロスオーバー EC-23 |