ATC SCM20
¥420,000(1台、1990年7月発売)
解説
ATCブランド初のコンパクトスタジオコントロールモニターとして開発されたスピーカーシステム。
"コンパクト=ローコスト”という常識がクオリティの妨げになっているとし、3年半におよぶ研究開発の末に誕生しました。
低域には18cmのコーン型ウーファーを搭載しています。
巨大な磁気回路のギャップ長を通常の数倍ある20mmに設定しており、巻き幅8mmのショートボイスコイルを常に均一な臨海の中で運動させることで歪を低減しています。
また、フレームには頑丈なアルミダイカストフレームが採用されています。
高域には大型スタジオモニターのSCM100A等と同じ2.5cmソフトドームトゥイーターを搭載しています。
磁性流体により磁気効率と耐入力を高めています。
クロスオーバーネットワークには大型の空芯コイルや高耐圧メタライズド・ポリプロピレンコンデンサーを採用しています。
小型スピーカーながらバッフル厚は36mmとし、総重量は約23kgと非常に強固な造りとなっています。
また、表面の仕上げは4パターンあり、好みの仕上げが選べるようになっていました。
別売りオプションとしてスピーカースタンドがありました。
機種の定格
| 方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
| 使用ユニット | 低域用:18cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
| 周波数特性 | 60Hz~20kHz -6dB 80Hz~12kHz ±2dB |
| 指向特性 | 水平±90度、垂直±10度 |
| 出力音圧レベル | 83dB/W/m |
| 最大音圧レベル | 108dB SPL(1m、連続入力) |
| 推奨アンプ出力 | 100W~300W |
| インピーダンス | 8Ω |
| クロスオーバー周波数 | 2.8kHz |
| 外形寸法 | 幅240x高さ440x奥行310mm |
| 重量 | 22.7kg |
| 別売:専用スピーカースタンド | |
| 外形寸法 | 高さ460mm |
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