
ATC SCM100
¥1,250,000(2台1組、1991年3月発売)
解説
内容積100リットルのスタジオモニタースピーカー。
低域には31.6cmコーン型ウーファーであるSB75-314を搭載しています。
75mm径アルミボビンにエッジワイズ巻銅リボンのボイスコイルを採用しており、ハイパワー入力に対しても一様な磁束の中に置かれるよう設計することで、均一なリニアリティと制動力を得ています。
中域には7.5cmソフトドーム型ミッドレンジであるSM75-150を搭載しています。
このユニットは、通常のウーファーほどあるギャップ長5mmの磁気回路に、巻幅3.5mmのエッジワイズ巻銅リボン・ボイスコイルを収めています。コイルの直径はドーム径と同じ75mmで、ダブルサスペンション機構と相まって、一般的なミッドレンジに比べ少なくとも10倍のパワーに耐え、きわめて広くなめらかな指向性を持っています。
高域には2cmソフトドーム型トゥイーターであるSH25-100を搭載しています。
エンクロージャーはMDF材を用いた内容積100Lのバスレフ型となっています。
また、フロントバッフルはプロユースとしてのメンテナンスを考慮し着脱が可能となっています。
外観は天然木合板で仕上げられており、サテンラッカーでシールした後にワックスがけされています。
出荷前の最終調整がステレオペアで厳重に行われています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:31.6cmコーン型(SB75-314) 中域用:7.5cmドーム型(SM75-150) 高域用:2cmドーム型(SH25-100) |
周波数特性 | 35Hz~20kHz -6dB |
インピーダンス | 8Ω |
最大入力 | 300W(連続) 500W(ピーク) |
出力音圧レベル | 88dB/W/m |
最大音圧レベル | 115dBSPL(1m、連続入力) |
クロスオーバー周波数 | 350Hz、4kHz |
推奨アンプ出力 | 50W~500W |
外形寸法 | 幅398x高さ832x奥行424mm |
重量 | 70kg |