AMCRON/CROWN M-600
¥891,000(1970年代後半頃)
解説
AMCRONの技術力を結集して開発されたモノラルパワーアンプ。
特に耐久性と安定性を主眼に設計されており、出力は4Ω負荷で最低補償値1kWを実現しています。
また、新特許の出力ブリッジ回路を採用しており、ハイパワーレベルでの連続使用においても極めて安定した特性が得られています。
電源部には2つの1KW電源トランスとコンピューターグレードのコンデンサーを採用しています。
入力部にはプラグイン方式によるモジュール化を採用しており、スタンダード仕様の場合はAC-DC入力切換スイッチと入力ゲインコントロールを装備しています。
また、オプションとして、フィルターやオシレーター、サーボアンプ等がありました。
機種の定格
| 型式 | モノラルパワーアンプ |
| 連続出力(最低補償値) | 1KW(4Ω) 600W(8Ω) |
| 周波数特性 | DC~20kHz ±0.1dB(1W出力時) |
| 高調波歪率 | 0.001%以下(20Hz~400Hz) |
| 混変調歪率 | 0.05%以下(16Ω、0.01W~0.25W) |
| ダンピングファクター | 800以上(DC~400Hz、8Ω) |
| 入力感度/インピーダンス | 3.46V±1%(定格出力時)/25kΩ±30% |
| SN比 | 120dB(20Hz~20kHz、定格出力時以下) |
| その他 | 4インチVUメーター |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 1KW(600W出力時) |
| 外形寸法 | 幅483x高さ222x奥行419mm |
| 重量 | 41.7kg |