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ALTEC LANSING Model 9861
¥498,000(1981年頃)
¥690,000(1982年頃)
解説
"ボイス・オブ・ザ・シアター"A7-Xをベースに改良を施し、ホームインテリアにマッチするウォールナットキャビネットにまとめられた大型スピーカーシステム。
低域には38cmコーン型ウーファーである411-8Aを搭載しています。
口径10cmのロングトラベルボイスコイルを重量8.2kgの磁気回路によって駆動しています。
中域にはドライバー902-8Aとセクトラルホーン811Bを組み合わせたホーン型ミッドレンジを搭載しています。
902-8Aは902-8Gのフェライトタイプで、タンジェリンフェイズプラグを採用しています。
また、811Bは特徴のあるフランジと3本のセクションで2重に補強がされており、さらに特殊合金ダイキャストを使用することで、ホーン鳴きと共振を抑えています。
高域には新設計のMR902-16HFツィーターを搭載しています。
ホーン部にはマンタレーホーンを採用し、周波数が上昇するにつれて指向特性がビーム状になるというホーントゥイーターの問題点を解消しています。
これにより、指向特性は10kHz65゜の円錐型を実現し、広いサービスエリアを確保しています。
エンクロージャーにはALTECのトップエンジニア、ポールスプランカー自らが聴感による調整を行ったフロントローディング型のバスレフキャビネットを採用しています。
バスレフポート部には綿密なチューニングが施されており、バスレフポート部の空気の流れと共鳴音をコントロールしています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・オールホーン+バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット等 | 低域用:38cmコーン型(411-8A) 中域用:ホーン型(902-8A+811B) 高域用:ホーン型(MR902-16HF) |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 20Hz~20000Hz |
出力音圧レベル | 100dB(新JIS) |
許容入力 | 65W |
クロスオーバー周波数 | 1.2kHz、8kHz |
外形寸法 | 幅630x高さ1130x奥行470mm |
重量 | 63kg |