ALTEC LANSING MK-1A
価格不明(1台、1991年頃)
解説
1982年に発表されたMK-1システムの基本設計に基づき当時最新のユニットで構成されたスピーカーシステム。
MKシリーズはエレクトリが設定したブランドであるALTEC Sound Development(ASD)の製品で、アルテック製品を日本でシステム化したものとなっています。
低域には38cmコーン型ウーファーユニットであるER-15を搭載しています。
MK-1の515-8LFEからの変更により、能率と許容入力が大幅に向上しています。
中域にはドライバーユニット291-16KとホーンMRII594を組み合わせたホーン型ミッドレンジを搭載しています。
ホーンをMK-1に採用されたMR94-8からMRII594に変更することでMFとLFのクロスオーバー周波数の下限が1200Hzから500Hzとなっています。
高域にはホーン型ツィーターであるMR-902-16HFを2個搭載しています。
これらのユニットはそれぞれ15゜ずつ左右へ振ることによってHFのカバーアングルをMFと同じ90゜x40゜としています。
MK-1Aは3ウェイマルチアンプドライブを基本とした設計を採用しています。
別売りオプションの3ウェイネットワーク MK-1Nwや、ハイパスフィルターHP-7000を組み合わせることで2アンプ駆動や1アンプ駆動も可能となっています。
エンクロージャーはバスレフ方式となっており、ウーファーの前面にもホーンを設けることでオールホーン型となっています。
素材にはFRPと木質合板を使用しています。
別売りオプションとしてキャスターやウーファー用保護ネットがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・オールホーン・バスレフ方式・フロア型 |
ユニット | 低域用:38cmコーン型(ER-15) 中域用:ホーン型(291-16K + MKII594) 高域用:ホーン型(MR-902-16HF)x2 |
周波数特性 | 50Hz~20kHz |
インピーダンス | 3wayネットワーク使用時:8Ω 低域用:8Ω 中域用:16Ω 高域用:8Ω |
許容入力 | 3wayネットワーク使用時:150W
低域用:250W 中域用:40W 高域用:30W |
出力音圧レベル | 120dB/W/m |
推奨クロスオーバー周波数 | 500Hz、7kHz |
外形寸法 | 幅950x高さ860x奥行680mm |
重量 | 110kg |
別売 | MK-1A用3wayネットワーク MK-1Nw ハイパスフィルター HP-7000 MK-U、2A、用キャスター台 CSR-1 ウーファー用保護ネット GR-40 |