
AKG S-1000
¥75,000(1990年頃)
解説
K1000用に開発されたセレクター。
K1000ではパワーアンプのスピーカー端子にダイレクト接続するよう設計されています。
S-1000はスピーカー端子が1系統しかない場合にスピーカーとK1000を接続しなおす手間を省くために開発されました。
切換にはリレーを組み合わせたスイッチ操作を採用しており、セレクターによる音質劣化を防ぐためパーツや構成に注意が払われています。
入力端子から出力端子への直結性を維持するため、内部配線は一切使用せずに全て銅帯で接続し、半田を使用せず、ネジ一本に至るまで磁性体を使用していません。
ヘッドホンコネクターにはノイトリック社製の端子を採用しています。またスピーカー端子は22スクエアの太いケーブルやバナナプラグに対応しています。
機種の定格
型式 | セレクター |
周波数特性 | DC~100kHz -0.2dB以内 |
最大使用電力 | 3.2W(8Ω) |
操作電源(リレー用) | AC90~240V |
消費電力 | 約5W(ヘッドホン使用時、100Vにて) |
外形寸法 | 幅335x高さ61x奥行142mm |
重量 | 1.5kg |