A&D SS-930
¥49,800(1台、1987年頃)
解説
GX Compo930シリーズのスピーカーシステム。
低域には27cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはピュアカーボンクロスコーンを採用しています。この振動板の裏側には、繊維の方向性による共振等の問題を考慮して無方向にに織り上げたカーボンクロスを使用し、ダンピング特性に優れた樹脂で張り合わせた二重構造としています。これにより歪感を抑えた低音再生を可能にしています。また、ボイスコイルにはOFC線材巻きのメタルボビンを採用しています。
フレーム部には最新の技術に基づいて設計された16本のラジアルフィン構造によるアルミダイキャストフレームを採用しており、磁気回路を強力に支える事で振動の影響を低減し、フィン構造によってボイスコイルの温度上昇を効果的に放熱しています。また、フィンの間隔を不均等にする事で円周方向の固有振動を排除しています。
中域には10cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
ウーファーと同様にピュアカーボンクロスコーンとOFC線ボイスコイルを採用し、センタードーム部分にはツィーターと同じアルファチタンセンタードームを使用する事で全帯域のスムーズな音の繋がりを確保しています。また、エッジには中振幅時のリニアリティと振動追従性に優れたダンプドタンジェンシャルエッジを採用しています。
高域には2.5cmハードドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはピュアチタンを深層まで窒化して強度を加えたアルファチタンドームを採用しており、振動板とボイスコイルボビンを一体成型したDDD(Direct Drive Diaphragm)構造とする事で高域信号に至るまで歪感や音崩れを抑えています。
ボイスコイルの線材には高純度アルミ線材を採用しています。
全てのユニットに不等ピッチ8点ネジ止め固定を採用しています。
ネットワーク部のコイルには、ウーファー用に大型コアと極太OFC線材を用いた超低抵抗型コイル、ミッドレンジとツィーター用にはOFC線材を用いた空芯コイルを使用しています。また、各素子からユニットへのダイレクト伝送を図るカシメ方式を採用しています。
また、コンデンサにはオーディオ用コンデンサを採用し、内部配線材にはOFC線材を採用しています。
エンクロージャーには密閉方式を採用しています。
フロントバッフルにはラウンドバッフルが施されており、音波回折による特性の乱れを抑えています。エンクロージャーにはハイデンシティ・パーティクルボードを五層構造で使用し、さらに全周に渡って補強材を配することで接合部の弱さによる振動発生を防ぎ、箱鳴りを抑えています。
また、ミッドレンジには専用のバックチェンバーを設ける事でウーファーの背圧による影響を排除しています。
機種の定格
| 方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
| 使用ユニット | 低域用:27cmコーン型 中域用:10cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
| 周波数特性 | 38Hz~30kHz |
| 最大許容入力 | 200W |
| インピーダンス | 6Ω |
| 出力音圧レベル | 90dB/W/m |
| 外形寸法 | 幅320x高さ580x奥行273mm |
| 重量 | 16.5kg |
| 付属 | OFCスピーカーケーブル |
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