AKAI AE-53
¥36,000(2台1組、1983年頃)
解説
AE-63と同様に、アカイ独自の3DR(Three Dimensional Radiation)システムを採用したスピーカーシステム。
3DRシステムは、背後の壁で反射される音波をフロントユニットからのダイレクトな音波と重ね合わせ、3次元的な音場の再現を図ったもので、リアバッフルにもフロントバッフルと同様に中高域ユニットとパッシブラジエーターを搭載しています。
3DRシステムの構造を生かすため、設置の際は背後の壁から10~50cm離れた設置を推奨しています。
低域にはポリプロピレンを主体としたアカイ独自の新素材を用いた13cmコーン型ウーファーを採用しています。また、高域には2.5cmソフトドーム型トゥイーターを採用しています。
リアパネルには13cmのコーン型パッシブラジエーターと、アカイが新たに開発した3.9cm平面駆動型アイソダイナミックミッドレンジを採用しています。このミッドレンジユニットは、リング状に着磁させたマグネットの間に、渦巻き状のボイスコイルをエッチングした極薄ダイアフラムを挟み込むという独特の構造となっています。
エンクロージャーはブラック仕上げのキャビネットに3mm厚のアルミパネルをマウントしたデザインとなっています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・3DR方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:13cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 背面中域用:3.9cm平面型 その他:13cmパッシブラジエーター |
周波数特性 | 70Hz~23kHz |
最大許容入力 | 60W |
定格入力(DIN) | 30W |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 89dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 7kHz |
カットオフ周波数 | リアミッドレンジ:2kHz |
外形寸法 | 幅170x高さ280x奥行146mm |
重量 | 約3.5kg |