AKAI X-1800SD
¥110,000(1960年代後半頃)
解説
オープンリールと8トラックカートリッジの録再に対応したテープレコーダー。
テープデッキ部は4トラック・ステレオ/モノラルの録音・再生に対応しています。また、テープスピードは4.75cm/s、9.5cm/s、19cm/sのほか、付属の38cm/s用アダプターにより38cm/sにも対応できます。
テープデッキ部のヘッドにはクロスフィールドヘッドを採用しています。
クロスフィールドヘッド方式では、信号電流は録音ヘッドに、バイアス電流が外側のバイアス専用ヘッドに加えられるように設計されています。こららのヘッドは相対的にずらされた位置にあるため、テープ上に記録される信号はバイアス磁界の悪影響を受けずに録音されます。
テープデッキ部の操作は確実な操作が可能な2レバー方式を採用しています。また、トラックセレクターツマミによりステレオ及びモノラルの切換えが可能です。また、90m(300フィート)カートリッジテープで1チャンネル15分、連続1時間の演奏が可能です。
さらに、オートマチック、シャットオフ、一時停止レバーのほか、リセットボタン付き3桁テープカウンター、テープクリーナー、テープリフターを搭載しています。
カートリッジ部は8トラック・ステレオの録音・再生に対応しており、ヘッドには1ミクロンギャップヘッドを採用しています。
カートリッジ部には、任意のプログラムが選択できるプログラムセレクターボタンを搭載しています。プログラムの選択はリモートコントロール操作も可能で、プログラム指示ランプも搭載しています。
このほかに、カートリッジオートマチックストップ機構やトランスファー安全ボタンを搭載しています。
アンプ部にはオールシリコントランジスタアンプを採用しています。また、スピーカーには10cmコーン型スピーカーを2個搭載しています。
トーンコントロールを搭載しています。
各テープスピード用イコライザーを搭載しています。
DINジャックやステレオヘッドホンジャックを搭載しています。
TwinタイプVUメーターを搭載しています。
ウォルナット仕上げのキャビネットを採用しています。
水平・垂直使用が可能です。
ユニバーサル電源電圧切換え装置を搭載しており、AC100V~240Vの間で自由に変更ができます。また、50Hz/60Hz両用となっています。
機種の定格
型式 | オープンリール/8トラックレコーダー | ||||
テープ速度 |
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ワウフラッター |
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周波数特性 |
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SN比 | オープンリール:50dB以上 カートリッジ:45dB以上 |
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入力レベル | マイクロホンジャック:0.5mV以上 ラインジャック:60mV以上 |
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ミュージックパワー | 6W+6W | ||||
録音(再生)補償特性 | NARTB特性 | ||||
録音バイアス周波数 | 62kHz | ||||
録音レベル指示 | VUメーター(twinタイプ) | ||||
録音方式 |
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早送り・巻き戻し時間 |
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録音時間 |
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最大使用リール | 7号リール | ||||
モーター | 2スピードインダクションモーター | ||||
スピーカー | 10cmハイコンプライアンススピーカーx2 | ||||
使用半導体 | トランジスタ:19個 ダイオード:13個 |
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電源 | AC100V~240Vで6段階に切換え可能、50Hz/60Hz | ||||
消費電力 | 60VA | ||||
外形寸法 | 幅338x高さ378x奥行238mm | ||||
重量 | 17kg | ||||
付属 | マイクロホンx2 マイクロホンスタンドx2 7号デモンストレーションテープx1 7号空リールx1 カートリッジ(200フィート)x1 リール押えx2 スペアヒューズ(電源用)x2 スペアヒューズ(メインアンプ用)x2 38cm/s用アダプターキットx1 シリコンオイルx1 テープクリーナーパッドx2 |