AKAI GXC-505D
¥69,800(1974年頃)
解説
オープンリールと同じように直視できる縦型タイプのステレオカセットデッキ。
GXC-510Dの下位機種として機能を省略することでパフォーマンスを高めています。
ヘッドにはシングルクリスタルGXヘッドを採用しています。
このヘッドはコアが単一の結晶で出来ており、組織内部まで均一で電磁特性が優れています。また、純粋な結晶コアのため耐久性が優れており、全体形状やギャップの幅・深さなどを理想的に設計できるためフォーカスフィールドの磁界によって録音側での高域の補償量を小さくする事が可能です。この優れたコアを超硬質グラスで包むことで優れた特性を得ています。
駆動部にはアカイが特にカセット用に開発したヒステリシスシンクロナスモーターを採用しています。このモーターは、シャフトにSNCII、ケースにはアルミ合金を使用しているほか、構造的にはダンパーリングの発明や固定メタルの採用など、高精度・ロングライフ化を図っています。
左右独立の録音レベルコントロールを搭載しています。
大型メーターを搭載しています。
テープセレクターを搭載しており、クロームテープとローノイズテープに対応しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック方式 | 4トラック2チャンネルステレオ方式 |
テープスピード | 4.75cm/s |
ワウ・フラッター | 0.08%WRMS |
周波数特性 | 30Hz~16kHz ±3dB(クロームテープ使用時) 30Hz~15kHz ±3dB(ローノイズテープ使用時) |
歪率 | 1.5%(1kHz、0VU) |
S/N比 | 54dB |
消去率 | 65dB |
録音バイアス周波数 | 62kHz |
ヘッド | 録再:GXヘッド 消去ヘッド |
モーター | ヒステリシスシンクロナスモーター |
早送り/巻戻し時間 | 55秒(C-60型テープ使用時、50Hz) |
入力端子 | Line:50mV/-24dB/430kΩ Mic:0.35mV/-68dB/600Ω~10kΩ DIN:3mV/30kΩ |
出力端子 | Line:0.775V(0VU時)/47kΩ Din:0.5V(0VU時) Headphone:8Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 16W |
外形寸法 | 幅418x高さ257x奥行152mm |
重量 | 6.3kg |
付属 | コネクションコード |