
AKAI GX-R55
¥64,800(1984年頃)
解説
ツインフィールド・スーパーGXヘッドを搭載したクイックリバースデッキ。
ヘッド部にはスーパーGXヘッドをベースに高性能化を図ったツインフィールド・スーパーGXヘッドを搭載しています。
リバースデッキのアジマスずれを抑えるため高精度アキュレイトリバースヘッドシステムで対応しています。
フォワード/リバース両方向の走行条件を同一にしたBSPメカニズムと赤い独自のデュアルワイドテープガイドシステムでリバースの音質を高めています。
マイコン制御の専用カムモーター駆動を採用しており、クイック&クワイエットメカニズムを実現しています。
また、クイックリバース動作には赤外線テープセンサーを使用しています。
アンプ部にはハイチューンDCアンプを搭載しています。
ランダム選曲やイントロプレイなどの操作が行えるRPPSを搭載しています。
ランダム選曲機構では聴きたい曲を聴きたい順にプログラムできます。
テープのA面B面、合わせて29曲中、最大30プログラムまで自由にプログラムすると、コンピューターが自動コントロールして指示された曲順に演奏をはじめます。
この機能ではリピート再生も可能です。
シーケンシャルイントロプレイ機能では曲のイントロ部分を10秒再生し、次の曲の頭まで早送りします。この動作を次々に繰り返すため、短い時間で効率よくテープの内容確認ができます。
プログラムイントロプレイではランダム選曲を組合せてプログラムした順序のままイントロプレイできます。
コンピューターサーチ機構を搭載しており、レックキャンセルやIPLSなどを行えます。
ブランクスキッププレイでは曲と曲の間が長い時にすばやく次の曲を探しだして再生できます。また、レックキャンセルではワンタッチで録音スタート位置に戻って録音スタンバイになります。
IPLSは次の曲の頭出しなどに使用します。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーB/C NRを搭載しています。
オートミュート機構を搭載しており、自動的に4秒間の無音録音部分が作れます。
オートプレイ機構、オートテープセレクター、ブランクスキッププレイ機構、タイマースタート機構、MPXフィルターなどの機能を搭載しています。
Rec Levelボリュームには経年変化の影響を受けない電子ボリュームを採用しています。
このボリュームには約2週間のバックアップメモリーを投資あしています。
テープの走行範囲を選べるリバースセレクターを搭載しています。
アウトプットボリュームを搭載しています。
ブラックとシルバーの2色のカラーバリエーションがありました。
別売りのリモートコントロールユニットを使用することで離れた場所からの操作が可能です。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
ワウ・フラッター | 0.05%WRMS(JIS) ±0.07%W.Peak(EIAJ) |
周波数特性 | 20Hz~17kHz ±3dB(ノーマルテープ) 20Hz~18kHz ±3dB(CrO2テープ) 20Hz~19kHz ±3dB(メタルテープ) |
SN比(メタルテープ) | 56dB(EIAJ) Dolby B on:1kHzで5dB、5kHz以上で10dB改善 Dolby C on:500Hzで15dB、1kHz~10kHzで20dB改善 |
歪率(1kHz、0VU) | 0.55%(メタルテープ) |
ヘッド | 録再ヘッド:ツインフィールド・スーパーGXヘッド 消去ヘッドx1 |
モーター | キャプスタン用:電子制御DCモーターx1 カム駆動用:DCモーター |
早巻き時間 | 約90秒(C-60テープ使用時) |
入力レベル | Line:410mV/47kΩ Mic:2.5mV/5kΩ |
出力レベル | Line:410mV/2kΩ以下 Headphone:1.3mW/8Ω |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 17W |
最大外形寸法 | 幅440x高さ105x奥行288mm |
重量 | 約5kg |
付属 | コネクションコードx2 |
別売 | ワイヤレスリモコン RC-92(¥18,000) ワイヤードリモコン RC-32(¥6,000) |