オーディオの足跡

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GX-280Dの画像
 解説 

サーボ回路付ダイレクトキャプスタンドライブモーターやGXヘッドを採用した3モーター・3ヘッド・ステレオテープデッキ。

キャプスタンドライブ用に、サーボ(制御)回路つきの新設計ダイレクトキャプスタンドライブモーターを採用し、より高い性能を追及しています。
これは、エディーカーレントアウターローターモーターに制御巻線と速度検出用パルス発電機とを一体構造にまとめ、純電気的にモーター速度を検出・増幅し、サーボ回路により、回転速度の変化を補正するように設計されており、常に一定回転数を維持でき、非常に安定したテープ走行が得られています。
また、ベルト、アイドラー、フライホイール等を一層し、シンプルなメカニズムでワウ・フラッターを押さえ込んでいます。
供給・巻取り用の両リール駆動用には、エディーカーレントアウターローターモーター2個を採用しています。

ヘッドにはGX(Glass & X'Tal Ferrite)ヘッドを採用しています。
このヘッドは、VTRの為に開発されたクリスタルフェライト(単結晶フェライト)及びVTRヘッドを作るための数々の超精密加工技術をオーディオヘッドに応用する事により、従来使用されていたパーマロイより優れた特性を持つ単結晶フェライトを世界で初めてコア材に使用し、さらに、ギャップを含め周囲をガラスで固めた構造となっています。
このヘッドの表面は、ガラスとクリスタルフェライトで構成されており、ゴミが付着せず摩耗しないばかりでなく、「フォーカストフィールド」により、優れた周波数特性も得られます。
そのうえ、ヘッドの交換、清掃の必要がなく、従来のパーマロイヘッドよりも100倍のロングライマを持っています。

オートストップ/オートシャットオフ機能を搭載しています。
テープが全部巻き取られて終端にくると、オートシャットオフレバーの働きでテープの走行が止まります。
また、オートシャットオフスイッチを押すと、シャットオフレバーが戻った時、ユニット全体の電源が切れます。

S.R.T.テープ(Super Range Tape)を使用できます。
S.R.T.ボタンを押す事で、ローノイズテープの性能を発揮できます。

サウンド・オン・サウンド録音が可能で、語学、楽器演奏の練習や二重録音を生かして、一人二重奏の録音が可能です。
また、マイクロホンとラインの入力がそれぞれ独立しているため、ミキシング録音も出来ます。

早送り/巻戻しの状態で、直接に再生またはリバースボタンを押すだけで、自動的に選ばれたモードに入るダイレクトファンクションチェンジ機構を搭載しています。

機種の定格
型式 ステレオテープデッキ
トラック方式 4トラック2チャンネルステレオ・モノラル方式
最大使用リール 7号
テープスピード 19cm/s、9.5cm/s(±0.5%)
ワウ・フラッター 0.08%RMS以下(19cm/s)
0.12%RMS以下(9.5cm/s)
録音(再生)補償特性 NAB特性
周波数特性 30Hz~24,000Hz ±3dB(19cm/s)
30Hz~19,000Hz ±3dB(9.5cm/s)
歪率 1.5%以下(1000Hz、0VUにて)
S/N 50dB以上
消去率 70dB以上
クロストーク mono:70dB以上
stereo:50dB以上
録音バイアス周波数 100kHz
ヘッド 4トラック ステレオ・モノラル録音・再生ヘッド
4トラック消去ヘッド
モーター 2スピードサーボコントロールアウターローターモーター
(ダイレクトキャプスタンドライブ用1個)
6極エディーカーレントアウターローターモーター
(供給及び巻取りリール用各1個)
早送り/巻戻し時間 60/75秒(350mテープ仕様)、60/50Hz
録音時間 2時間ステレオ録音(9.5cm/s、370mテープ仕様)
出力ジャック Line(2系統):1.23V(0VU)/100Ω(最適負荷インピーダンス:20kΩ以上)
ヘッドホン(1系統):30mV~40mV/8Ω
入力ジャック マイクロホン(2系統):0.8mV/10kΩ
ライン(2系統):150mV/150kΩ
DINジャック 0.4V/50mV(High) 5mV(Low)/68kΩ
使用半導体 トランジスタ:39個
ダイオード:32個
リニアIC:2個
電源電圧 AC100V~240V、50Hz/60Hz
消費電力 33W~130W
外形寸法 幅435x高さ460x奥行260mm
重量 21kg
付属 7号空リールx1
DR-111コネクションコードx1
センシングテープx1
スペアフューズx2