AKAI CD-A30
¥49,800(1986年頃)
解説
CDの可能性を生かし、高音質を追求したCDプレイヤー。
プレイヤー本体の制振動化を追及したアンチレゾナンスコンストラクションを採用しています。
まずインシュレーターに新素材アンチレゾナンス特殊ゴムを使用したインシュレーテッドペデスタルを採用し、外部振動を効率よく吸収しています。さらに、プレイヤー内部ではゴムとスプリングを組合せ、メカブロックを本体から機械的に絶縁したダブルインシュレーテッドフローティングメカニズムを採用しています。
ピックアップ部には新開発の3ビームレーザーピックアップを採用しています。
3本のビームのうち中音のメインレ−ザースポットが高感度に音楽情報をピックアップし、その両側にややずらして配置したサブレーザースポットがトラッキング信号を読取り、素早くエラーを検知しています。
大型の電源トランスを採用し、電源回路の充実を図るなど、電源部を強化することで音質向上を図っています。
また、サーボ量が大幅に変動すると音質に悪影響を及ぼすため、サーボ量を少なく抑えた新方式のサーボコントロールシステムを採用し、電源への負荷の軽減と安定した読取りを実現しています。
最大36曲のランダムプログラムプレイやリピート機能、サーチ機能を搭載しています。
ディスクピット部への傷や汚れを防ぐディスクセンターサポート方式を採用しています。
サブコード端子を搭載しています。
機種の定格
| 型式 | CDプレイヤー |
| 方式 | 光学式 |
| ピックアップ形式 | 半導体レーザー3ビーム |
| チャンネル数 | 2チャンネル |
| サンプリング周波数 | 44.1kHz |
| 周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.5dB |
| ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
| SN比 | 90dB |
| 高調波歪率 | 0.006%(1kHz) |
| チャンネルセパレーション | 86dB(1kHz) |
| ワウ・フラッター | 測定限界値以下 |
| アクセス時間 | 2.6秒 |
| ライン出力 | 2V |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 10W |
| 最大外形寸法 | 幅440x高さ89x奥行260mm |
| 重量 | 3.5kg |