AKAI EA-A7
¥49,800(1984年頃)
解説
全操作にフェザータッチオペレーションを取り入れたグラフィックイコライザー。
フェザータッチオペレーションによってソフトな操作感を実現しています。
イコライザー部はチャンネルセレクターの操作によって左右両チャンネルを同時にコントロールできる連動式と、片チャンネルずつの調整が可能な独立式の使い分けが可能です。また、帯域は7バンド構成となっており、最大+10dBから-10dBまで連続可変できます。
個々のレベルコントロールボタンには高精度の電子ボリュームを採用しています。
また、ワンタッチで特性の反転が可能なREV機能を搭載しています。
FLディスプレイを搭載しており、イコライジング特性のカーブ表示、周波数ごとのエネルギーバランスをリアルタイムで知らせるスペクトラムアナライザー、カーブ表示とスペクトラム表示を同時に示す二重表示の3モードが切換できます。
また、3モードディスプレイシステムと併せてメモリーや入力ソースの状態などのすべてのコントロール情報を集中表示できます。
コンピューター制御のメモリーシステムを搭載しており、3種類までのイコライジング特性およびディスプレイモードがメモリーできます。また、4つ目のメモリー機構としてラストワンメモリーを搭載しており、電源オフ時の補正カーブをメモリーできます。
メモリーの保護システムにはスーパーキャパシターを用いた充電式のメモリーバックアップ回路を採用しており、メモリー内容を約3週間保持できます。
テープデッキ2系統とライン入力1系統が接続できます。また、レックモニターセレクターの切換により、デッキからデッキへのダビングの再には送り出し側と録音側の比較視聴もワンタッチで行えます。
電源スイッチを切ってもライン入力の信号をそのままスルーするアカイ独自のシグナルバイパスサーキット機構を搭載しています。
補正カーブをワンタッチでフラットにするDEFEATボタンを搭載しています。
機種の定格
型式 | グラフィックイコライザー |
中心周波数 | 63Hz、160Hz、400Hz、1kHz、2.5kHz、6.3kHz、16kHz |
コントロールレンジ | ±10dB |
利得 | 0dB |
入力感度/インピーダンス | 150mV/47kΩ(EIAJ) |
出力インピーダンス | 500Ω |
S/N比(IHF-A) | 95dB |
歪率 | 0.03%(20Hz~20kHz) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz) |
消費電力 | 16W |
外形寸法 | 幅440x高さ70x奥行225mm |
重量 | 約3.3kg |
付属 | 接続コードx1セット |