A&D DA-P9500
¥700,000(1988年11月21日発売)
解説
プリアンプとしての信号増幅を一切行わず、Phono以外のあらゆるプログラムソースを統合するデジタルAVコントロールセンターとして機能するプリアンプ。
高品質のAVセレクターの機能を中心に、デジタルグラフィックイコライザー(DEQ)のためのDSP回路、相互ダビング等のためのA/DおよびD/A変換部など、ソースのコントロールに徹した構成をとっています。
オーディオ系の各信号は、セレクターで選択された後、デジタル信号はDEQを通りデジタルのままパワーアンプに、アナログ信号は基本的にストレートにパワーアンプに送られ、ボリューム調整と増幅はパワーアンプ段で行われます。
DEQは中心周波数、Q値、レベルを独立設定可能とした3バンド構成で、デジタル信号処理のため音質劣化をほとんど起こさず、周波数特性をコントロールできます。
デジタル、アナログ、ビデオの各信号間の相互干渉を徹底的に排除するため、各ブロックはすべて独立シールド構造を採用しており、電源もアナログ段とデジタル&ビデオ段に各々独立トランスを配置した2トランス方式を採用しています。
また、コンストラクション上も高剛性、無共振設計を徹底しています。
DA-P9500とDA-A9500の全ての操作をリスニング・ポジションで可能にする「インテリジェント・コミュニケーター」が付属しています。
これは通常のリモコンとは異なり、システムの双方向の通信により、優れた操作感を実現しています。
A&DのCDやDAT、三菱のTV、VTRなどの操作も可能で、各操作内容とDEQで指定した周波数特性は液晶表示パネルに表示され、周波数特性を部分的に拡大できるズーム機能も搭載しています。
機種の定格
型式 | デジタルコントロールアンプ | ||||
入力端子 | アナログ:CD、DAT1、2、Tape、Tuner、Line1、2、VDP、VTR1、2、AUX デジタル(光学式):CD、DAT1、2、VDP、 デジタル(同軸):CD、DAT1、2、VDP 映像:VDP、VTR1、2、TV |
||||
出力端子 |
|
||||
残留雑音 | -120dB(アナログ、IHF-A) | ||||
トーンコントロール | Bass:45Hz~250Hz、+6~-12dB Mid:330Hz~2000Hz、+6~-12dB High:2.8kHz~16kHz、+6~-12dB |
||||
テープコピー | デジタル→デジタル デジタル→アナログ アナログ→デジタル アナログ→アナログ ビデオダビング |
||||
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
外形寸法 | 幅466x高さ154x奥行445mm | ||||
重量 | 18.5kg | ||||
付属:インテリジェント・コミュニケーター | |||||
外形寸法 | 幅306x高さ67x奥行176mm | ||||
重量 | 1.6kg |