
AIWA S-R7
¥36,000(1979年頃)
解説
ミニコンポーネントmy PaceシリーズのFM/AMチューナー。
クォーツシンセサイザーチューニングシステムを採用しています。
この方式では発振回路の周波数とクォーツによる発振周波数がを比較し、常に正しい同調が行えるようPLL回路によってコントロールしています。
この方式はバリコンを使わずに可変容量ダイオード(バラクタダイオード)を使用しています。
プリセット・ワンタッチダイレクト選局機能を搭載しており、FM/AMそれぞれ6局までプリセットが可能です。
プリセット方法は、選局後にメモリーキーを押し、緑のインジケーターが5秒間点灯している間にプリセットしたい希望のキーを押すとそのキーに記憶されます。
オートチューニングとマニュアルチューニングが可能です。
IF段には群遅延特性の平坦なセラミックフィルターを採用しています。また、検波段には広帯域で位相が平坦な検波コイルを用いたクオドラチュア検波回路を組み込んでいます。
MPX回路にはPLL-ICを使用しており、良好なセパレーションを得ています。
モノ、ステレオ切換と連動するミューティング回路を採用しています。
LED5点シグナルメーターを搭載しています。
ハイブレンド回路を搭載しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
<FMチューナー部> | |
受信周波数 | 76.0MHz~90.0MHz |
実用感度 | 1.9μV(300Ω)/10.8dBf |
キャプチャーレシオ | 1.5dB |
実効選択度 | 70dB(±400kHz) |
S/N比 | mono:75dB stereo:72dB |
イメージ妨害比 | 80dB |
IF妨害比 | 90dB |
スプリアス妨害比 | 90dB |
AM抑圧比 | 55dB |
高調波歪率 | mono:0.1%(1kHz) stereo:0.2%(1kHz) |
周波数特性 | 30Hz~15kHz +0.5 -1.5dB |
ステレオセパレーション | 45dB(1kHz) |
<AMチューナー部> | |
受信周波数 | 531kHz~1602kHz |
実用感度 | バーアンテナ:250μV/m 外部アンテナ:30μV |
選択度 | 30dB |
S/N比 | 50dB(100dB入力) |
イメージ妨害比 | 45dB |
IF妨害比 | 35dB |
<オーディオ部> | |
出力レベル/インピーダンス | FM:150mV/2.4kΩ(1kHz、30%変調時) AM:125mV/2.4kΩ(1kHz、30%変調時) |
<電源部その他> | |
消費電力 | 9w |
外形寸法 | 幅250x高さ71x奥行280mm |
重量 | 2.4kg |
付属 | ステレオピンコード FMフィーダーアンテナ |