AIWA AS-30W/AS-30R Syncrate30
¥115,000(1976年頃)
解説
前面操作式のカセットデッキを内蔵したステレオシステム。
シンクロオペレーション機構を搭載しており、レコードプレイヤーとカセットデッキが連動してスタート・ストップします。
カセットデッキを録音状態にセットし、プレイヤーをスタートさせると自動的に録音が開始します、レコード終了と同時にカセットも停止します。
マイクミキシング機構を内蔵しており、マイクを接続してミキシングプレイが可能です。
リア用スピーカーを2個追加する事でスピーカーマトリックスによる4チャンネル再生が可能です。
レコードプレイヤー部にはシンクロナスモーターと30cmターンテーブルを採用しています。
トーンアーム部にはスタティックバランス型トーンアームを採用しています。また、カートリッジにはMM型カートリッジを採用しています。
オートリターンやオートカットを搭載しています。
カセットデッキ部にはオイルダンプメカを採用しており、カセット蓋の開閉や操作ボタンがソフトタッチとなっています。
クイックレビュー・キューを採用しており、テープカウンターとの併用で頭出しが行なえます。
オートストップ機構を搭載しており、テープが終わるとメカニズムが停止します。
ヘッドには硬質パーマロイヘッドを装備しています。
FeCrポジション付き3段切換テープセレクターを搭載しています。
チューナー部にはPLL方式を採用しています。
最良同調点でダイヤル針が光ります。
スピーカーには2ウェイスピーカーを採用しています。
低域には20cmコーン型ウーファーを搭載し、高域には6.6cmコーン型ツィーターを搭載しています。
ホワイトオーク仕上げのAS-30Wとローズウッド仕上げのAS-30Rの2種類のバリエーションがありました。
ラック部は別売りオプションとなっており、各仕上げに合わせたバージョンがありました。
機種の定格
型式 | ステレオシステム |
<カセットデッキ部> | |
駆動モーター | DCサーボモーター |
周波数特性 | 30Hz~12kHz(ノーマルテープ) 30Hz~16kHz(CrO2テープ) 30Hz~17kHz(FeCrテープ) |
S/N比 | 50dB |
ワウフラッター | 0.1%(WRMS) |
<プレイヤー部> | |
駆動方式 | ベルトドライブ、オートリターン・オートカット |
駆動モーター | 4極シンクロナスモーター |
ターンテーブル | 30cmアルミダイキャスト |
トーンアーム | スタティックバランスS字型トーンアーム |
カートリッジ | MM型 |
交換針 | AN-8743 |
<オーディオ部> | |
回路方式 | 純コンプリメンタリーSEPP-OTL回路 |
出力 | 15W+15W(EIAJ) 47W(ミュージックパワー) |
入力端子 | テーププレイ(補助入力端子) DIN マイク |
出力端子 | テープ録音 DIN |
<チューナー部> | |
受信周波数 | FM:76~90MHz AM:525~1,605kHz |
実用感度 | FM:2μV(IHF) AM:300μV/m(IHF) |
FMステレオセパレーション | 38dB(1kHz) |
<スピーカー部> | |
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:20cmコーン型 高域用:6.6cmコーン型 |
<総合> | |
使用半導体 | IC:5個 トランジスタ:54個 FET:1個 ダイオード:22個 バリキャップ:1個 LED:2個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 50W |
外形寸法 | 本体:幅590x高さ209x奥行412mm スピーカー:幅300x高さ632x奥行255mm |
重量 | 本体:16kg スピーカー:8.5kg |
付属 | FM室内用アンテナ ヘッドクリーニング棒 スピーカーコードx2 |