AIWA AD-WX11
¥69,800(1982年頃)
解説
日本初の両面倍速ダビング機構を搭載したダブルカセット第3世代のダブルカセットデッキ。
4チャンネルヘッドを採用した日本初の両面同時倍速ダビング機構を搭載しており、A面は正攻法で、B面はバックから録音することで、録音時間は通常ダビングの4分の1を実現しています。
特にデッキ2は録音特性を重視して4チャンネルヘッドのギャップを2ミクロンに設定しています。また、再生専用のデッキ1は、再生特性重視の0.7ミクロンのナローギャップヘッドを採用しています。
ワンボタンで2台のメカが同時スタートするシンクロダビング機構を搭載してます。
また、メタル、クローム、ノーマルなどのテープの種類を自動検出するオートテープセレクターを搭載しています。
マイクミキシング録音が可能です。
多重録音機能を搭載しており、録音したテープをデッキ1に移し変え、再生しながら別のパートを録音することで多重録音が可能です。
コンティニュアスプレイ機能を搭載しており2本のテープをノンストップに再生できます。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーBタイプとCタイプを搭載しています。
LHバイアス微調整機構を搭載しており、テープの特性を最大限引き出す事が可能です。
デッキ1にはミュージックセンサー機能を搭載しており、プレイボタンを押しながら、キューあるいはレビューを押すと、無録音部分を探し出して頭出しが可能です。
レックミュート機能を搭載しています。
タイマースタンバイメカを搭載しており、別売りタイマーと組合わせることで留守録や目覚まし再生などが可能です。
フロント面にメーターを搭載しています。
機種の定格
型式 | ダブルカセットデッキ |
モーター | DCサーボモーターx2 |
ヘッド | 録再:SH4chヘッド 再生:SH4chヘッド 消去:Hi-Bsダブルギャップフェライトヘッドx2 |
ワウ・フラッター | 0.045%(WRMS) ±0.09%(W・Peak、新EIAJ) |
周波数特性 (-20VU録音/0VU録音) |
LHテープ:20Hz~16kHz CrO2テープ:20Hz~17kHz/25Hz~8kHz メタルテープ:20Hz~18kHz/25Hz~12.5kHz |
SN比 (メタルテープ、ピークレベル) |
Dolby NR off:58dB Dolby B on:66dB Dolby C on:73dB |
歪率 | 1.0%(メタルテープ) |
入力 | Mic:0.2mV/200Ω~10kΩ Line:50mV/50kΩ以上 |
出力 | Line:0.36V/50kΩ以上 Headphone:0.8mW/8Ω |
早送り・巻戻し時間 | 90秒(C-60) |
オートストップ | メカニカルフルオートストップ |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 20W |
外形寸法 | 幅330x高さ107x奥行306mm |
重量 | 5.2kg |