AIWA AD-F77M
¥128,000(1980年頃)
解説
オートテープチューニングシステム・コンピュブレインを搭載したカセットデッキ。
テープ調整を完全自動化したコンピュブレインを搭載しています。
コンピュブレインでは、テープタイプの選別からバイアス調整、感度調整、中域・高域2段階のイコライザー調整を自動で行います。拡張性ステップはいずれも128ステップで、L/Rチャンネルを別々に調整し、5億4千万通りの中から最適な調整点を探し出します。
また、高域イコライザー調整が所定のレベルに達しない場合は、OKランプが点滅表示をします。中域イコライザーまでの調整でレベルに達しない場合は2度の調整を繰り返し、それでも不可の場合はERROR表示をします。
調整データを4種類まで記録できるメモリー機構を搭載しています。この機構は不揮発性メモリーICの採用により電池などのバックアップ電源が不要になっています。
ヘッドにはCVCセンダストヘッドによる3ヘッドシステムを採用しています。再生ヘッドにVカットを施し、コンター効果を低減しています。
メカニズム部はFGサーボモーターとDCモーターによるデュアルモータードライブを採用しています。
ICロジックコントロールによるクリックタッチオペレーションを採用しています。
マニュアルバイアス微調整が可能です。
MPXフィルターON/OFFが可能なダブルドルビーシステムを搭載しています。
オートリピート、メモリーリピート機構を搭載しています。
リモートコントロール端子やプレイヤーシンク端子を搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
モーター | キャプスタン用:FGサーボモーター リール用:DCモーター |
ヘッド | 録音、再生:コンビネーションVカットセンダストヘッド 消去:Hi-Bsダブルギャップフェライトヘッド |
ワウフラッター | 0.04%(WRMS) |
周波数特性 (-20VU録音/0VU録音) |
LHテープ:20Hz~17kHz FeCr:20Hz~19kHz CrO2:20Hz~18kHz/30Hz~8kHz +2 -3dB Metal:20Hz~20kHz/30Hz~12.5kHz +2 -3dB |
SN比(ピークレベル) | 68dB(Dolby NR on、Metalテープ) 60dB(Dolby NR off、LHテープ) |
歪率 | 0.9%(FeCrテープ) |
入力感度/インピーダンス | Line:50mV/50kΩ以上 Mic:0.3mV/20Ω~10kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:0.41V/50kΩ以上 Headphone:2mW/8Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 26W |
外形寸法 | 幅450x高さ120x奥行300mm |
重量 | 7.2kg |