AIWA AD-7500
¥69,800(1976年頃)
解説
厳しい性能の追求と操作性を向上を目指して開発されたステレオカセットデッキ。
テープの残り時間がチェックできるテープ残量計を搭載しています。
フロントパネルのテープタイムスイッチを押すと、供給リールの回転速度が電圧に変換され、左側のメーターにテープの残り時間として表示されます。C-30からC-120のテープやラージハブタイプのテープなどのテープの残量が読み取れます。
モーターに38パルスFGサーボモータを採用しています。さらに、真円度、真直度を厳しく追求したキャプスタンの使用や、大型フライホイール、特殊形状のリール軸の採用などにより、優れた特性を実現しています。
テープセレクターは、バイアス3段と録音イコライザー3段、再生イコライザー2段の独立切換え方式を採用しています。
また、種類が多く、それぞれの特性の異なるLHタイプのテープに対してはバイアス微調整ツマミにより適正なバイアス値を選ぶことができます。可変範囲は±105で、使用テープの持ち味を生かした録音・再生が可能です。
イジェクト機構はオイルダンプ方式を採用しています。また、カセット蓋にはガラスを採用しており、着脱も可能なためヘッドクリーニングも行えます。
大型VUメーターの他に+3dBと+7dBの2段階で点灯する2ステップピークインジケーターを採用しています。これにより、VUメーターが追従できないような信号に対しても、素早く応答し歪レベルを示します。
留守録音、目覚まし再生のできるタイマースタンバイメカを搭載しています。
ドルビーシステムを搭載しています。
ライン録音時のSN比を改善する入力セレクターを搭載しています。
ホールICを用いたフルオートストップ機構を搭載しています。
ヘッドにはフェライトガードヘッドを採用しています。
メモリーカウンターとクイックレビュー・キュー機能を搭載しています。
再生専用ボリュームを搭載しています。
テープ照明ランプを搭載しています。
Record、Dolby表示ランプを搭載しています。
プレイヤーシンク端子を搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック方式 | 4トラック2チャンネル |
周波数特性 | LHテープ:20Hz~15kHz FeCrテープ:20Hz~17kHz CrO2テープ:20Hz~17kHz |
SN比 | 65dB(Dolby NR on、FeCrテープ) |
ワウフラッター | 0.05%(WRMS) |
テープ速度 | 4.8cm/s |
早送り、巻戻し時間 | 90秒(C-60) |
録音方式 | ACバイアス |
消去方式 | AC消去 |
入力感度/インピーダンス | Line:50mV/50kΩ以上 Din:0.1mV/kΩ(3kΩ) Mic:0.3mV/200Ω~10kΩ適合 |
出力レベル/インピーダンス | Line:0.775V/50kΩ以上適合 Din:0.775V/50kΩ以上適合 ヘッドホン:8Ω |
使用半導体 | IC:4個 トランジスタ:36個 ダイオード:34個 LED:2個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅420x高さ150x奥行300mm |
重量 | 7.5kg |
付属 | ヘッドクリーニング棒 接続コード |