AIWA AD-5310
¥55,800(1976年頃)
解説
ホワイトオーク調のキャビネットを採用したステレオカセットデッキ。
タイマースタンバイメカを搭載しており、別売りタイマーを接続してデッキを録音スタンバイ状態にしておくことで、留守録音が可能です。また、再生状態で使うことで目覚まし再生も可能です。
スタンバイ状態ではピンチローラーとキャプスタンは離れており、ピンチローラーの変形を防いでいます。
慣性エネルギーの大きいフライホイールや周波数発電機内蔵のDCサーボモーターを使用することで、テープ走行の安定化を図っています。
LEDによるピークインジケーターを搭載しており、VUメーターが追従できるようなパルシブな信号に対しても歪レベルを指示できます。点灯レベルは+7dBにセットされています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーシステムを搭載しています。
AD-5310では、ドルビーoff時にはまるちぷれっくすフィルターもOFFになるように設計されています。
テープセレクターにはバイアスとイコライザーが独立した3段切換方式を採用しています。
ヘッドには、コア部とガード部の双方に耐磨耗性に優れた超硬質フェライトを使用したFGヘッドを採用しています。
テープの頭出しに便利なクイックレビュー・キューシステムを採用しています。
ライン録音時のSN比を改善するライン入力・マイク入力自動切換え機構を採用しています。
録音・再生・巻戻し・早送りのどの状態でもテープ終了と同時にメカが停止するフルオートストップ機構を採用しています。
テープ走行が確認できるテープランや、操作ミスを無くすRec、Dolby NR表示ランプを搭載しています。
アクリルダストカバーが付属しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック方式 | 4トラック2チャンネル |
周波数特性 | LHテープ:30Hz~14kHz FeCrテープ:30Hz~17kHz CrO2テープ:30Hz~17kHz |
SN比(ピークレベル) | 62dB(Dolby NR on、FeCrテープ) |
ワウフラッター | 0.07%(WRMS) |
テープ速度 | 4.8cm/s |
早送り、巻戻し時間 | 120秒(C-60) |
録音方式 | ACバイアス |
消去方式 | AC消去 |
入力感度/インピーダンス | Line:50mV/50kΩ以上 Din:0.1mV/kΩ(3kΩ) Mic:0.3mV/200Ω~10kΩ適合 |
出力レベル/インピーダンス | Line:0.775V/50kΩ以上適合 Din:0.775V/50kΩ以上適合 ヘッドホン:8Ω |
使用半導体 | FET:2個 トランジスタ:38個 ダイオード:32個 LED:1個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅400x高さ102x奥行261mm |
重量 | 5.3kg(ダストカバー含む) |
付属 | ヘッドクリーニング棒 接続コード |