
AIWA AF-4350
¥98,000(1976年頃)
解説
ステレオセットSyncrate32のレコード/カセット一体型のステレオレシーバー。
AF4350ではシンクロオペレーション機構を搭載しています。
レコードプレイヤーから音楽を録音する際にプレイヤーとカセットデッキを連動させて録音スタート・ストップが可能です。
カセットデッキ部
カセットデッキ部は録音や再生をはじめとした全ての操作が前面で行えるオール前面操作方式となっています。
オイルダンプメカニズムを採用しており、イジェクト時に静かな動作を実現しています。
テープセレクターを搭載しています。
LH(ノーマル)、FeCr、CrO2の3段切換式となっています。
テレビ録音用のモノラル録音ジャックを装備しています。
録音レベル調整用ボリュームを装備しています。
クイックレビュー/キュー機能を搭載しています。
また、テープが終わるとボタンが戻りメカニズムが停止するフルオートストップ機構を採用しています。
ヘッドには超硬質パーマロイヘッドを採用しています。
チューナーアンプ部
ラウドネス機能を搭載しており、小音量時も迫力のある音が得られます。
スピーカー切換スイッチを装備しており、2系統のスピーカーを接続できます。
チューナー部にはPLL回路を採用しておりFMステレオ放送に対応しています。
チューニングメーターを搭載しています。
FMの場合は針がセンターに決まった時、AMの場合はプラス側に最大に振れた時が最適チューニングとなります。
ミューティングスイッチを搭載しており、FM選局時の局間のノイズをカットできます。
マイクミキシング機構を搭載しています。
日本語表示の操作パネルが付属しています。
外観はシャイニーローズの木目仕上げが施されています。
レコードプレイヤー部
レコードプレイヤー部にはオートリターン・オートカット機構を装備したオートプレイヤーを採用しています。
アームリフターを装備しています。
カートリッジにはMM型カートリッジを採用しています。
機種の定格
型式 | レコードプレイヤー/カセットレコーダー内蔵レシーバー |
<レコードプレイヤー部> | |
駆動方式 | ベルトドライブ方式 |
オート機構 | オートリターン、オートカット |
駆動モーター | 4極シンクロナスモーター |
ターンテーブル | 30cmアルミダイキャスト製 |
トーンアーム | スタティックバランス方式S字型 |
カートリッジ | MM型 |
交換針 | AN-8743 |
<チューナー部> | |
受信周波数 | FM:76~90MHz AM:525~1,605kHz |
実用感度 | FM:1.8μV AM:300μV/m |
FMステレオセパレーション | 40dB |
<デッキ部> | |
駆動モーター | DCサーボモーター |
ワウフラッター | 0.1%WRMS |
周波数特性 | 30Hz~12kHz(ノーマルテープ) 30Hz~16kHz(Fe-Crテープ) 30Hz~16kHz(CrO2テープ) |
S/N比 | 52dB |
<アンプ部> | |
回路方式 | 純コンプリメンタリーSEPP OTL |
出力 | 23W+23W ミュージックパワー:76W |
入力端子 | Tape play DIN Mic |
出力端子 | Tape rec DIN |
<総合> | |
使用半導体 | トランジスタ:54個 ダイオード:26個 FET:1個 IC:5個 LED:2個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 60W |
外形寸法 | 幅593x高さ182x奥行390mm |
重量 | 17kg |