ADC SS-412X
¥59,800(1987年頃)
解説
スペクトラム・アナライザを搭載したサウンドシェイパー。
一体型としては大型な高精度アナライザーを搭載しています。
アナライザーには大型FLディスプレイを採用しており、各周波数帯域のレベルを12ポイントのバーメーターで表示し、特性カーブをリアルタイムで確認できます。イコライザー部の周波数ポイントに16Hzと32kHzの2バンドを追加した12バンド表示とする事でより精密な測定が可能です。
さらに、L/R/L+R表示切替え表示機能や、26dB(2dBステップ)と39dB(3dBステップ)のメータースケール切替え機能、入力信号レベルに合わせて特性カーブをディスプレイの見やすい位置にセッティングするメーター感度調整機能を装備しています。
ピークホールド機能を装備しており、HOLDスイッチを押した瞬間の特性カーブを押している間は固定してディスプレイします。
出力レベル表示機能を装備しており、左右チャンネルの出力レベルを13ポイントのバーメーターで表示します。
イコライザー部には31.5Hz~16kHzの帯域をオクターブ分割した10バンドイコライザーを左右チャンネル独立型で装備しています。
可変範囲は±15dBとなっており、各周波数ポイントのノブはLED内蔵タイプとする事でイコライジングカーブが確認しやすくしています。
デッキを2台接続してシンプルな操作で相互ダビングやそれぞれのモニターが可能です。
また、イコライザースイッチとRECスイッチを独立して装備しており、原音と補正音の比較試聴やイコライジング録音が行えるほか、補正した音でリスニング中にもノーマル録音が可能です。
サブソニックフィルタースイッチを装備しており、15Hz以下の不要な超低域をカットできます。
ピンクノイズ・ジェネレーターを内蔵しており、音声補正や特性測定の際に基準信号として活用できます。
アナライザー部はラインとマイクの入力切替が可能です。
左右チャンネルが独立してコントロールできる出力レベル・アッテネーターを装備しています。
音声測定用のエレクトレットコンデンサーマイクロホンが付属しています。
機種の定格
型式 | グラフィックイコライザ |
左右ch独立10バンド分割イコライザー 12バンド分割アナライザー |
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イコライザー中心周波数 | 31.5、63、125、250、500、1k、2k、4k、8k、16kHz |
アナライザー中心周波数 | 16、31.5、63、125、250、500、1k、2k、4k、8k、16、32kHz |
イコライザー可変範囲 | ±15dB |
入力感度/インピーダンス | 最大5V/47kΩ |
出力レベル/インピーダンス | 最大5V/470Ω |
残留ノイズレベル | -100dBV(A-weighted) |
周波数特性 | 5Hz~100kHz ±1.0dB |
全高調波歪率 | 0.008% |
混変調歪率 | 0.008% |
電源 | AC100~120/200~240V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 幅483x高さ93x奥行235mm |
重量 | 4.3kg |
付属 | 測定用マイク |