オーディオの足跡

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Q-50の画像
 解説 

フィル・ジョーンズが設計したQシリーズの最上位モデルにあたるスピーカーシステム。

Qシリーズではエンクロージャーからスピーカーユニット・ネジ類その他に至るまでカスタムメイド品を採用しています。

低域には30cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはパルプとカーボンファイバーを用いた複合コーンを採用しています。
これらのユニットはエンクロージャーの両側面にマウントされており、両サイドに向き合わせることでキャビネットの不要共振を低減させ、制動の切れが良く、スピーディーでダイナミックバランスに優れた低域再生を実現しています。

中域には16.5cmコーン型ミッドレンジを2個搭載しています。
振動板にはポリプロピレンとカーボンファイバーによる複合コーンを採用しています。
これらのユニットは100Hzから3kHzの中音域を受け持っており、各ユニットの受け持ち帯域をずらす事でツィーターとのスムーズなつながりとクリアな中域を得ています。上のユニットは300Hzから3kHzをフルにカバーし、下のユニットは帯域内でさらに1kHz以上を-6dB/octという緩やかな減衰特性を持たせています。

高域には2.5cmハードドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはピュアチタンダイアフラムを採用しています。

エンクロージャーにはバスレフと密閉の切替方式を採用しており、同一素材で作られたポートを塞ぐことで引き締まったバランスの良い低域を得られます。
Q-50ではフロントバッフルの厚さは36mmあり、ピュアオーディオにも対応する堅牢な構造となっています。

入力端子には特大のスピーカーターミナルを3組装備しており、シングル/バイワイヤ/トライワイヤ接続に対応しています。
また、適正なトルクでスピーカーターミナルを締め付けるオリジナル治具が付属しています。

機種の定格
方式 3.5ウェイ・5スピーカー・バスレフ/密閉方式・トールボーイ型
防磁設計(サブウーファーは非防磁)
使用ユニット 低域用:30cmコーン型x2
中域用:16.5cmコーン型x2
高域用:2.5cmドーム型
周波数特性 20Hz~20Hz ±3dB
インピーダンス
推奨パワー 10W~500W
音圧レベル 94dB/W/m
クロスオーバー周波数 100Hz、1kHz、3kHz
外形寸法 幅326x高さ1,502x奥行545mm
重量 72kg