AAD E-48
¥118,000(2台1組、2002年頃)
解説
フィル・ジョーンズが設計したEシリーズのトールボーイ型スピーカーシステム。
低域には特殊ペーパーコーンを用いた20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
中域には11.4cmコーン型ミッドレンジを2個搭載しています。
このユニットはaadのカスタムメイドユニットで、アルミニウムとポリプロピレンを混合した特殊な分子構造を持つ特殊ハイテクコーン素材を使用しています。
高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはシルクダイアフラムを採用しています。また、背後には音響ダンピングを施したチェンバーを設け、これをポールピースと結合した構造とすることでツィーターの周波数特性をよりスムーズなものとしています。
ウーファー部以外は防磁型となっています。
ネットワーク部には最小の誤差範囲で厳密にマッチングされたパーツを使用しています。
インダクターには空芯コイルを使用することで再生音量が大きくなった場合でも歪やアンプ出力の漏れを招く磁気飽和を防いでいます。また、プリント基板は24カラットのゴールドメッキが施されており、ハイカレント仕様にしています。
フロントバッフルのユニットレイアウトは中高域ユニットを仮想同軸型にレイアウトしています。
エンクロージャーは厚さ15mmのMDF材を仕様しており、スピーカーキャビネット製造用に特別に設計された木材裁断機を使用して作られています。また、キャビネット内部には振動吸収素材を多数使用することで透明感のある音に貢献しています。
外観のカラーはメープルとなっています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計(ウーファー部のみ非防磁) |
使用ユニット | 低域用:20cmコーン型 中域用:11.4cmコーン型x2 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 25Hz~20kHz |
インピーダンス | 6Ω |
最大入力 | 150W |
出力音圧レベル | 90dB |
クロスオーバー周波数 | 120Hz、3kHz |
外形寸法 | 幅125x高さ1,075x奥行300mm(脚部の突起部含まず) |
重量 | 21kg |