オーディオの足跡

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2002の画像
 解説 

2000シリーズのブックシェルフ型スピーカーシステム。

低域には10cmコーン型ウーファーを2個搭載しており、それぞれの使用周波数帯域をずらすことで高域とのスムーズなつながりとダンピングの効いた低域を実現しています。
振動板にはフィル・ジョーンズが得意とする100mm口径のアルミニウムコーンを使用しており、エッジには信頼性と耐久性の高いシリコンゴムを採用しています。 また、ボイスコイルは34mmの大口径ロングストロークで、0.3mm厚の黒アノダイズ加工されたアルミボビンに巻かれています。
マグネットには最も強力なフェライトの一種であるYD33磁性体を使用しており、この磁気回路を鋳造マグネシウム合金フレームでサポートし、コントロールの効いた低域レスポンスを得ています。

高域には2.5cmハードドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはアルミダイアフラムを採用しており、ボイスコイルはダイヤフラムに直接巻かれています。さらに特殊磁性流体を充填することで放熱効果の向上とダンピング効果を得ています。
ツィーターはクロームモリブデン鋼製のショートホームにマウントされています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
板材には38mm厚MDFを使用しており、さらにフロントとリアバッフルは25mmMDFに3mmの鉛板を裏打ちした特殊構造となっています。これらを内部桟にて前後と側面から堅固に補強し、不要共振を徹底排除しています。
全面グリルはオープンな音波性能を重視してステンレス棒を湾曲させてすだれ状に仕上げています。

入力端子にはメッキ処理がされた大型ターミナルを採用しています。
U字型やバナナプラグおよび先ばらケーブルに対応しています。また、付属の締め付け工具によるワンウェイトルク機構を採用しており、適度なトルクでしっかりと結線できます。

三点支持のスパイク及び受け皿が付属しています。

外観には天然木による突板仕上げが施されており、ローズウッドとバーズアイメープルの2種類のバリエーションがありました。

2002にはセンターチャンネル用として2002Cというモデルもありました。

別売りオプションとして専用のスピーカースタンドがありました。
スタンドの木目部分にもローズウッドとバーズアイメープルの2種類のバリエーションがあり、本体カラーとの統一が可能となっています。
このスタンドには2003と同じスパイク及びスパイク受け皿が付属しています。

機種の定格
方式 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:10cmコーン型x2
高域用:2.5cmドーム型+ホーン
周波数特性 27Hz~30Hz
インピーダンス
最大入力 400W
音圧レベル 88dB/W/m
クロスオーバー周波数 500Hz、2.5kHz
外形寸法 幅230x高さ495x奥行380mm
重量 33kg
別売 スピーカースタンド ST2000R(2台1組、¥190,000)
スピーカースタンド ST2000BM(2台1組、¥198,000)