解説　

電子工学者イヴ=ベルナール・アンドレが設計したパワーアンプ。

新開発のクラスアルファー増幅段を採用しており、完全対称サーキットデザインによって信号経路から抵抗素子を排除しています。

完全デュアルモノラルコンストラクションを採用しています。

電源部にはダブルCパワートランスを採用しており、高いフィルタリング効果と強力で安定した電源供給を可能にしています。
また、電源部には60,000μFデカップリングによる左右独立電源を採用しています。

マイカ/銅複合マウントの出力デバイスを採用しており、静電効果による不均衡電流の発生を抑えています。

フィードバックループによるプロテクションサーキットを採用しており、音質への影響を排除しています。

内部配線には高純度長結晶銅線(OFHC)を使用しており、最短経路のワイヤリングとグラウンディング・テクニックが施されています。

カスタムメイドの1%メタルフィルム抵抗や銅PPキャパシター、厳選された高品位トランジスタを全面採用しています。

堅牢な筐体構造と航空宇宙素材による内部ダンプによって高い防振効果を獲得しています。
また、ネジ1本に至るまで徹底して非磁性素材を採用しています。

フロントパネルには鏡面研磨パネルが採用されています。

機種の定格

型式	ステレオパワーアンプ
定格出力	310W(2Ω) 170W(4Ω) 85W(8Ω) 1,800W(0.7Ω、pulse)
全高調波歪率	0.09%以下(20Hz～20kHz、20W)
周波数特性	5Hz～80kHz -3dB
ライズタイム	3μsec(10kHz)
S/N(unweighted)	100dB以下
入力インピーダンス	27kΩ
入力感度	1.1V(Pmax)
ダンピングファクター	800以上(100Hz)
消費電力	100VA(無信号時) 1,000VA(最大出力時)
外形寸法	幅430x高さ132x奥行330mm
重量	21kg