YAMAHA CT-Z1
¥24,800(1978年頃)
解説
NFB・PLL・MPX回路を搭載したFM/AMチューナー。
フロントエンド部には高周波特性の良いジャンクション(接合型)FETと周波数直線型の3連バリコンを採用しています。また、IF段は微分利得直視解析法で充分に吟味され、リミッタ特性の優れたICによる差動IFアンプを採用しています。
MPX部にはNFB・PLL・MPX回路を採用しています。
この回路は、PLL・ICを使用したMPX回路にオーディオアンプ同様のNFB(負帰還)をかけることで、発生するノイズや歪を低減したもので、これによりオーディオ特性を改善しています。
AMチューナー部には低歪率検波回路などの採用により、音質改善を図っています。
また、AM部のアンテナは従来のバーアンテナを使用せず、FMアンテナをAMアンテナと強要する、コンビネーション給電方式を採用しています。
メーターには、FM受信時はチューニングメーター、AM受信時にはシグナルメーターとして動作する2ウェイメーターを搭載しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
<FMチューナー部> | |
FM実用感度(IHF、300Ω) | mono:1.9μV/10.8dBf |
イメージ妨害比 | 55dB |
IF妨害比 | 75dB |
キャプチャーレシオ | 1.0dB |
実効選択度(IHF) | 60dB |
SN比 | mono:80dB stereo:73dB |
全高調波歪率 | mono:0.1% stereo:0.2% |
ステレオセパレーション | 40dB(1kHz) |
周波数特性 | 30Hz~15kHz ±1dB |
サブキャリア抑圧比 | 36dB |
<AMチューナー部> | |
実用感度 | 18μv |
選択度(IHF) | 25dB |
<総合> | |
付属回路 | FMミューティングスイッチ FMステレオインジケーター Recキャリブレーター ステーションマーカー(5個) |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
定格消費電力 | 4W |
外形寸法 | 幅435x高さ139x奥行332mm |
重量 | 4.7kg |