オーディオの足跡

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CDX-640の画像
 解説 

上級機であるCDX-1050と同様にI-PDM方式のD/Aコンバーターを搭載したCDプレイヤー。

D/A変換部に新開発のI-PDM(Independent Pulse Density Modulation)方式を採用しています。
この方式では出力パルスをインディペンデント化することで、出力波形が理想でなくても独立したパルスの面積が同じであれば正確にアナログ波形に変換できるようにしています。これにより原理的にアナログ波形に歪が発生しません。

ノイズシェイピングには、オーディオ帯域内で理論的に140dB以上のS/Nを確保し、さらに100kHz~500kHzのノイズを低減できる2次ノイズシェイピングを採用しています。これによりアナログフィルタに音質的に不利な急峻なローパスフィルタを必要とないため、優れた音質を追求できています。

アナログオーディオ部には緩やかなカーブのローパスフィルターを採用しています。さらに、ローパスフィルター自身の特性も重視し、素材や形状などを吟味したものを採用しています。

コンデンサーや抵抗などのオーディオパーツにはオーディオ用パーツを採用しています。

デジタル部とオーディオ部の信号が相互干渉することで歪やノイズが発生するのを防ぐため、DACをシールドケースに納め、オーディオ部と分離したレイアウトとしています。また、電源ラインを介しての干渉を考慮し、デジタル/メカ/ディスプレイ系とオーディオ系を分けた独立給電方式を採用しています。

サーボ回路にはインテリジェントデジタルサーボを搭載しており、ディスクの反射率や変調度を素早く読取り、デジタルコントロールしています。これにより応答特性を各ディスクごとに自動的に調整することが可能となっており、全ての動作を各ディスクごとに最適な状態で安定して再生できるようにしています。

シャーシの底板には二重構造のダブルボトムを採用しており、剛性を高めて振動を排除しています。
また、トップパネルには、シャーシの鳴きを抑え、制振効果の高いゴム性ダンパーを貼り合せたダンパー付きトップパネルを採用しています。

外来振動をプレイヤー内部に伝えないため、大型のジャイアントレッグを採用しています。

テープエディット機能を搭載しています。この機能では最初にテープの収録時間を入力し、続いて編集したい曲順で曲番を入力すると残量時間が表示されます。
また、オートプログラム機能では、収録曲をランダムな順番で選び出し、A面/B面へ自動的に振り分けます。

インデックスサーチや、1曲/全曲/プログラム曲/A-B間の4モードリピートプレイ、ランダムプレイ、25曲プログラムプレイ、デリートプログラムプレイなどの機能を搭載しています。

オートスペース機能を搭載しており、テープへダビングを行う場合に頭出しやプログラムが行いやすいように、曲間に自動的に無録音部を作ることができます。

ディスプレイの表示内容を、Total/Single/Remainの3種類で切換えできます。

外部タイマーを組合わせることで目覚まし再生が可能です。

出力ボリューム付きのヘッドホン端子を搭載しています。

10キーダイレクトアクセスが可能です。

リモコンボリューム付きワイヤレスリモコンが付属しています。

チタンとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。

機種の定格
型式 CDプレイヤー
周波数特性 2Hz~20kHz +0.5 -1.0dB
高調波歪率 0.0028%(EIAJ)
S/N比 106dB(EIAJ)
ダイナミックレンジ 100dB(EIAJ)
出力インピーダンス 1kΩ
ヘッドホン出力 306mV
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 10W
外形寸法 幅435x高さ92.5x奥行271mm
重量 4.7kg
付属 ワイヤレスリモコン