YAMAHA DSP-580
¥59,800(1994年発売)
解説
AVX-780DSPをベースに、プロセッサ部と3chエフェクトアンプを独立させたCINE-DSPプロセッサアンプ。
センターchとエフェクトch用に、ディスクリート構成のパワーアンプを3ch分すべてに搭載しています。
各チャンネルの音量バランスを一度セットすれば、常にそのままのバランスで音量調整が行えるように、5ch分のマスターボリュームを搭載しています。
プリメインアンプとの接続には、通常のステレオ再生時にDSP-580を経由しないTape端子との接続を可能にするため、テープデッキのRec/PB端子を搭載しています。
また、デュアルセンタースピーカー対応、スーパーウーファー出力端子を搭載しています。
CINE-DSP用にはヤマハ独自に開発した超高集積度LSIを搭載しています。
このチップの採用により、プロセッサ部の容積を大幅に縮小できており、アンプ内部スペースの大半をパワー部に利用することで、より高品質化を図っています。
CINE-DSPプログラムとして、AVX-780DSPと全く同一の16プログラムを搭載しています。
音量バランスを簡単に調整できるテストトーンと3Dスーパーインポーズを搭載しています。
オートインプットバランスやメモリーガード、ディスプレイ表示の明るさを調整できるディマースイッチを搭載しています。
視聴位置で全ての操作が行えるフルモードリモコンが付属しています。
チタンカラーのブラックカラーの2種類がありました。
機種の定格
型式 | DSPプロセッサアンプ | ||||
<オーディオ部> | |||||
定格出力(20Hz~20kHz、歪0.05%) | センター:25W(6Ω) リア:25W+25W(6Ω) |
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入力感度/インピーダンス | Input、Tape PB:150mV/47kΩ | ||||
出力電圧/インピーダンス | Rec out:150mV/1kΩ Pre out:1V/1.2kΩ |
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周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1.0dB | ||||
全高調波歪率(20Hz~20kHz) | センター、リア:0.03%(10W出力時) | ||||
S/N比 | 98dB | ||||
<ビデオ部> | |||||
ビデオレベル |
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S/N比 | 50dB | ||||
周波数特性 | 5Hz~10MHz -3dB | ||||
<DSP部> | |||||
センターモード | ノーマル、ワイド、ファントム | ||||
テストトーン | L・C・R・S | ||||
プログラム | HiFi-DSP:4 Cine-DSP:11 ドルビープロロジック |
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<総合> | |||||
入力端子 | オーディオ:2系統(Input、Tape PB) ビジュアル:2系統(Video、S Video) |
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出力端子 | モニタ:1系統(S端子付) Rec out:1系統 Pre out:3系統 スーパーウーファー(モノ):1系統 |
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消費電力 | 85W | ||||
外形寸法 | 幅435x高さ146x奥行400.5mm | ||||
重量 | 8.5kg | ||||
付属 | ワイヤレスリモコン |